47都道府県・全グルメガイド 朝市で本場のせんべい汁と新鮮魚を食べたい!
郷土食を楽しめるグルメスポット5選
47都道府県のおいしい食を求める旅企画。今回ご紹介する青森県は、〈ネイチャーセンス研究所〉代表の中野和香奈さんに、南部エリアを案内してもらいました。八戸の国内最大級の朝市〈館鼻岸壁朝市〉、発酵食「ごど」が味わえる〈おばんざいとお酒 いごこち〉、お土産にぴったりな〈道の駅ろくのへ〉の「こうじなんばん」などを紹介します。
1.早起きして行くべき館鼻岸壁朝市
青森県は八甲田山を隔てて「津軽」と「南部」に分かれます。お殿様も違えば文化も違い、食べるものも微妙に違う…。ちなみにリンゴは津軽、ニンニクは南部です。お米が穫れない南部で生まれたのが小麦を原材料にした「南部せんべい」。それを鍋に入れて食べるのは、実は八戸エリアが主流なんです。「館鼻岸壁朝市」の大きな鍋でグツグツ煮込まれている本場のせんべい汁を極寒の早朝にいただくのは格別! さらに足を延ばして西側の十和田地域に行くと、戦前は軍馬補充部もあったことから馬との繋がりがとても深く、馬肉を食べる文化が根付いてます。スッキリとした上品な味わいで私は刺身が好み。〈十和田市現代美術館〉の「フラワー・ホース」も見え方が変わりますね。(中野和香奈さん)
館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)
住所:八戸市新湊館鼻岸壁
TEL:070-2004-6524
営業時間:3月中旬~12月の毎週日曜、日の出~9:00頃に開催
2.発酵食「ごと」が食べられる〈おばんざいとお酒 いごこち〉
〈おばんざいとお酒 いごこち〉(十和田市東三番町2-43)では十和田でしか作られない大豆を乳酸発酵させた発酵食「ごど」が味わえます。
3.〈道の駅ろくのへ〉の駅手作りの「こうじなんばん」
〈道の駅ろくのへ〉(上北郡六戸町大字犬落瀬字後田87)の駅手作りの「こうじなんばん」。鍋に野菜ディップに大活躍で、ここが一番おすすめ。
4.絶品ステーキが食べられる〈zuppa〉
〈zuppa〉(八戸市堤町1)では十和田市の〈佐々木ファーム〉の短角牛や、県産の素材が楽しめる。ダイナミックさの中に繊細な味わいが。
5.〈尾形精肉店 五戸本店〉で馬肉を味わう
〈尾形精肉店 五戸本店〉(三戸郡五戸町博労町18-1)では兜の形のユニークな鍋で食べる馬肉料理「義経鍋」も。平泉で生きた源義経が由来。
One More Place 周辺に現代アートがあり、歩いて楽しい〈十和田市現代美術館〉
〈十和田市現代美術館〉(十和田市西二番町10-9)は弘前市出身の奈良美智や草間彌生ら、世界的な著名作家の作品を常設。入口の「フラワー・ホース」がシンボル。