【SDGs A to Z: L (Letter) 】海外からエコレポート。 (Finland編)
諸外国の暮らしに目を向けてみると、まだまだ広げられる日本のエコの伸び代に気が付けるかも?エコ先進エリア在住の3人が、自ら撮影し、届けてくれた現地レポートをヒントにしてみよう。
省エネで楽しめるスローライフと社会の仕組みでさらなるエコへ
「伝統的なスローライフに加え、環境に優しい社会構造もエコ意識が育つ理由。子どものベビーカー1台につき大人1人の乗車料が無料になって、公共交通機関を進んで使いたくなるサービスや、スーパーの量り売りコーナーにある、生ごみ用の生分解性の袋など。自然とエコが自分ごとに!」
衣:「どんな道をたどって、ここに?」ファッションを選ぶ基準が物の背景までを含めた愛に。
物の循環で中古品が輝けるセカンドハンドショップが人気。
中古品を生かしたい心が根付いていて、老舗デパートの中にもセカンドハンドショップがあるほど一般的。最近は〈マリメッコ〉のヴィンテージが、若者に再評価されています。
食:食べることでの環境負荷、 包装の無駄、輸送コストを考えた、 日々続く食だからこその工夫。
ヴィーガン以外の人もオーツミルクで環境に優しく。
温室効果ガスの排出量や生産に必要な土地や水を牛乳より削減できるオーツミルクが普及。コーヒーに入れる用の濃厚タイプまであるのが、フィンランド人の好みを表しています。
住:家は住む人の意識を映す鏡。使い続ける家具や過ごす時間にもエコの心が表れる。
大自然に佇む夏小屋でのスローライフで意識をリセット。
休暇は夏小屋で過ごすのが、フィンランド流。我が家の場合は電気はなく、エネルギーはガスだけ。サウナや原始的な生活を楽しむ中で、生きるのに多くはいらないと実感!
コスメ:自然の恵みを生かし海洋汚染やプラフリーに配慮したアイテムが増加中。
赤ちゃんから大人まで使える肌から森林浴するコスメが話題。
森の微生物が人の免疫力をサポートすると、科学的に証明されているフィンランド。森の微生物の成分で作られた認定オーガニック化粧品〈Moi Forest〉が注目されています。
トピック- 1 森林地帯や島での暮らし、 地産地消の文化など、 地域に根付く郷土愛。
森の恵みをいただける権利が育てる、感謝とエコ意識。
ブルーベリーやこけもも、きのこが自生する、実りの森が多いフィンランドでは、マナーを守れば森で自由に採取できる自然享受権があります。環境保全へ心が向く作用も。
トピック- 2 街中を歩くと目にするアレコレが国の動きを表すムーブメントのサイン。
缶やペットボトルの回収を返金システムにして効果を促進。
ほとんどの缶やペットボトル、瓶製品は、リサイクル前提の上乗せ金額で購入するデポジット式。使用後に回収機へ入れると上乗せ分が返金される仕組みで、回収率をアップ!