一日ゆったり過ごせる街に変化中。
#みんなが兜町に集まる理由
今、兜町でゆっくり過ごす女性やファミリーが急増中。公園でピクニックする親子やカフェやランチに遠征してくる人。そんな人たちを癒す、兜町巡りのポイントをレポートします。
平日はビジネスマン一色、休日は猫の子一匹いない場所が兜町。そんなイメージは過去の話。今、兜町は平日も休日もリラックスタイムを楽しむエリアとして劇的に変化している。そのきっかけは、兜町に誕生した魅力的な店舗はもちろん、使い勝手のいい公園や施設が登場したことも大きい。
坂本町公園
例えば坂本町公園。明治22年に誕生したこの場所が2021年9月にリニューアル。当初ここを手掛けた造園家・長岡安平の構想を受け継ぎつつ七草をちりばめ、小高い丘を囲むように芝生広場には地元の畳店〈新藤商店〉が特別に作ったござも無料で用意されていて、フラリと訪れてピクニックを楽しめる場所になった。
SR Coffee Roaster & Bar(エスアールコーヒーロースターアンドバー)
また、コーヒーファンの間で話題になっている〈SR Coffee Roaster & Bar〉の影響も大きい。このロースターでは「私たちは空間屋である。コーヒーはその空間を彩る一つの要素」と考えているため、リラックスできる時間の提供が最優先。心地よい音楽、自家製スイーツ、古民家を改装した店内など、何を目当てに訪れても大歓迎というスタイルが、お客の心を掴んでいる。
Book Lounge Kable(カブル)
さらに今、知る人ぞ知る存在として重宝されているのが〈Book Lounge Kable〉。ここは「おかね」や「暮らし」をキーワードにした3,000冊以上の蔵書を閲覧できるだけでなく、ヨギボーが置いてあったり足を伸ばせるリクライニングチェアがあったりと、カフェやリラックススペースとしても活用できる、オンオフ問わず使える穴場だ。
KABEAT(カビート)
さらに同じビルの1階には大空間のオールデイダイニング〈KABEAT〉が。200坪と広い店内には、日本全国のこだわりの生産者から直送された食材で作った5人のシェフの料理が並ぶ。
KNAG(ナグ)
丼やパスタ、点心などジャンルが違うから毎日通っても飽きないし、隣の〈KNAG〉で朝食やサンドイッチをテイクアウトするのもおすすめ。まだまだ兜町の楽しみ方はありそうだから、まずは自分の足で歩いてみて。