情緒ある町並みに溶け込む豊岡の新しい名店たち。 温泉、町歩き、リフレッシュ。 豊岡で叶えましょう。
兵庫県の北部にある豊岡市は、外湯めぐりが楽しい城崎温泉だけでなく、伝統的な建物が立ち並ぶ出石、近代建築と新しい店が共存する豊岡など、少し足を延ばすだけで旅が充実する、魅力が詰まったエリアです。( PR/豊岡市)
情緒ある町並みに溶け込む豊岡の新しい名店たち。
京都や大阪の人にとっては、「冬になれば城崎温泉(きのさき)へ」、というのが楽しみの一つ。東京からは空路なら伊丹空港で乗り換えて2時間ちょっとの豊岡市だが、着いて少し町歩きをすると、それだけの価値があるとわかるだろう。
「城の崎にて」を書いた志賀直哉をはじめ、文学との関わりが強い城崎温泉。2020年には開湯1300年を迎えた歴史ある町だ。浴衣姿で町をそぞろ歩き、7つの外湯やグルメをハシゴするのが城崎温泉のスタイルだが、近ごろ本にまつわる取り組みがますます盛り上がってきた。2013年に立ち上がった出版レーベル「本と温泉」では城崎温泉でしか買えない人気作家の書籍を作り、現在5作目を構想中。作品をモチーフにした客室ができたり、ブックカフェが開業したりと2021年はニュースも満載だった。温泉にゆっくり浸かったら湯上がりの一杯を飲み、本を読みつつクールダウン。城崎温泉の楽しみ方が広がった。
海に近い城崎温泉から山側へ行くと、豊岡駅と出石(いずし)のエリアに入っていく。豊岡駅前では、見応えのある近代建築に、新しいカフェや図書館がオープンしている。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている出石では、昔ながらの酒蔵や皿そば店に交じり新しいワインショップも登場。豊岡には町で育った地元の人だけでなく、町の魅力に染められた移住者たちも数多い。豊岡を愛する彼らに会えば、心もぽかぽか。市内めぐりも満喫してほしい。
本もグルメも 散歩して発見!
城崎温泉|外湯めぐりの合間にゆったりと食事や読書を。
さらりと読める本を手に文学の町に浸る。
志賀直哉の小作品「城の崎にて」をヒントに、短編小説、漫画、詩歌など“小さな物語”をテーマに選書するブックストア&カフェ。甘酒風味の生地を使った新感覚の「生バターどら焼き」各290円などカフェメニューをお供に、ソファ席や半個室空間などさまざまな所で読書できる。
〈短編喫茶Un〉(アン)
■兵庫県豊岡市城崎町湯島127
■0796-32-4677|城崎温泉
■10:00~18:00
■木休
■78席
個性あふれる外湯の中からお気に入りを見つけて。
7つの外湯のひとつ。2020年にリニューアルされ、樹木や滝が美しい裏山を借景した全面露天風呂に。外観は京都御所をイメージ。休憩所には屏風絵や天井画もあり、豪華なイメージで人気を集めている。料金は大人700円、子ども350円だが、城崎温泉内の旅館に泊まればフリーパスで温泉三昧を。
〈御所の湯〉
■兵庫県豊岡市城崎町湯島448-1
■0796-32-2230|城崎温泉
■7:00~23:00
■木休
隅々まで見たくなる!
童心に帰って癒される絵本の中の世界。
表通りから少し入ったところにひっそりと佇む温泉旅館。ここに2021年8月に完成した客室「白群」が注目を集めている。「本と温泉」企画で作られた、tupera tuperaによる絵本『城崎ユノマトぺ』をモチーフに、絵本の世界に入り込んだような楽しい仕掛けが盛りだくさん。1泊2食付き1人あたり24,560円~。
〈城崎温泉 旅館 錦水〉(きんすい)
■兵庫県豊岡市城崎町湯島759
■0796-32-2024|城崎温泉
心をゆるりと解きほぐす地産食材の旨味とワイン。
町で人気のこのビストロでは、近ごろ地産食材が充実してきた。「遠くに食材探しに行けない今、地元の良さを見直すきっかけになりました」と店主。その日仕入れた食材を見てアドリブで作るパスタ1,760円、ナチュラルワイングラス930円~
〈OFF. KINOSAKI〉(オフ キノサキ)
■兵庫県豊岡市城崎町湯島536
■0796-21-9083|城崎温泉
■11:00~16:00、18:00~21:00(金日は昼のみ)
■月休
■26席