情緒ある町並みに溶け込む豊岡の新しい名店たち。 温泉、町歩き、リフレッシュ。 豊岡で叶えましょう。
兵庫県の北部にある豊岡市は、外湯めぐりが楽しい城崎温泉だけでなく、伝統的な建物が立ち並ぶ出石、近代建築と新しい店が共存する豊岡など、少し足を延ばすだけで旅が充実する、魅力が詰まったエリアです。( PR/豊岡市)
したい、二つの町歩き。
出石町|古き城下町の中には、 滋味深いおいしさがあった。
かつて出石城があったこの地区には、歴史的な建造物が立ち並んでいる。日本で二番目に古いといわれる時計台「辰鼓楼」(しんころう)は町のシンボルだ。町並みを楽しみつつ散歩していると、目につくのは「皿そば」の文字。300年以上の歴史がある皿そばは、町の中に40軒ほどの店舗があるという。それと同等の歴史を誇る酒蔵や、そばに合わせるクラフトビール店、ワイン好きが唸る品ぞろえのショップなど、食通にはたまらない店がそろう。
小さなお皿におそばが
どんどん食べられる、キリッとしただしと田舎そば。
伝統の「丸延し、手ごま」製法を受け継ぐ店。手ごまとは、小間板を使わず手を添えて切ることで麺を潰さず、角が立って喉越しよく仕上げる方法だ。地産地消を心がけ、だしには地元の濃い醤油を独自ブレンド。出石焼に少しずつ盛られたそばを、本ワサビ、山芋、卵などでいただく。一人前5皿950円。
〈そば庄〉
■兵庫県豊岡市出石町鉄砲27-13
■0796-52-2432|出石
■11:00~18:00LO
■水休
■60席
清らかなクラフトビール。そばと一緒にどうぞ。
出石伝統的建築物の一つを改装したレストランにはビール醸造所を併設。フラッグシップビールの「いずし浪漫」550円は、苦味を抑えたホワイトエールだ。ホップの香りは華やかで、トロピカルなアロマも。ぐいぐいと飲みやすいのでビギナーにちょうどよく、また出石そばとの相性もいい。
〈出石城山ガーデン〉
■兵庫県豊岡市出石町内町83
■0796-52-7530|出石
■10:00~18:00
■無休
■220席
所狭しと並んだワインの中からレアな品も見つかりそう。
この町に魅せられた夫婦が始めたワインショップ。ナチュラルワインだけでなく、ワインに親しみが薄い地元の人でも買いやすい品が約400種も並んでいる。中にはワインラヴァー垂涎の品もあり、自分土産を見つけるのにもぴったり。イラストレーターの妻がラベルを描いた品も。
〈みちかけ葡萄酒店〉
■兵庫県豊岡市出石町魚屋127
■0796-20-1534|出石
■11:00~17:00
■水木休、ほか不定休あり
長い歴史が刻まれた優しい日本酒。
赤土の酒蔵が目を引く、1708年創業の〈出石酒造〉の代表銘柄は「楽々鶴(ささづる)」。当時出石城に飲みやすい酒の献上を命じられたことから、ほのかな辛味となめらかな口当たりの酒を造っている。「イズパ」を使うと、温度帯や酒器を変えて飲み比べることができ、酒の奥深さに触れられる。
〈出石酒造〉
■兵庫県豊岡市出石町魚屋114-1
■0796-52-2222|出石
■9:30~18:30
■無休