北欧の森の暮らしを感じる。 北欧テイストのホテルが福島に。森の中にひっそり佇む〈Hotelli Aalto〉で叶う、とっておきの休日。
心身共に癒されたくなったら、森の中にひっそり佇むとっておきのホテルへ。緑豊かな自然に、ぬくもりを感じる北欧ライクなインテリア、源泉掛け流しの半露天風呂温泉、ローカル食材を使った料理…福島・裏磐梯のホテル〈Hotelli Aalto〉をご紹介します。
森林の中にひっそり佇む北欧テイストのホテルの休日。
ホテルスタッフが「森と敷地の境界はわからない」と笑うほど、裏磐梯の自然に溶け込む〈ホテリ アアルト〉。磐梯朝日国立公園内のホテルを、ホテルを意味するフィンランド語の「ホテリ」、波「アアルト」と名付けたのは、森林との調和に長けた北欧文化との共通点をこの地に見出したからだった。
ずっとしたかった、景色のいい窓辺でゆっくり読書。
築40年の山荘をリユースしたホテルの建物は、杉や檜、敷地内の石など地元の築材をふんだんに使った木造建築。木立になじむ外観だけでなく、風や光を屋内に取り込む工夫や、湯上がりの素足に心地よい白木の床など、滞在者へのこまやかな気配りが随所に生きる。
客室やロビーに配す北欧テイストの家具も森の建築によくなじむ。
森林の清涼な空気と檜の香が溶けあう半露天風呂も、滞在の大きな魅力。敷地内に湧き出る源泉掛け流しの湯を存分に味わいたい。
暖かなダイニングで、おいしいものとちょっとワイン。
寒暖の差や高原の霧、豊かな水がおいしい野菜や米を育む裏磐梯の、地元食材を丁寧に仕上げる朝夕の食事も忘れがたい。ディナーは繊細な創作フルコース。
朝食は味噌や自家製のぬか漬けなど、郷土の風味満載の和食と、ライ麦トーストによく合う洋食の目移りするほど豊富な料理がダイニングの暖炉の周りのビュッフェに並ぶ。温かな朝食でお腹と気力を満たしたら、森の散策に出かけよう。
湧き水を湛えた敷地内の二つの沼はエメラルドグリーンの光を放つ。沼も森も目にするものはすべて、自然の生態系そのまま。秋から冬の散策用に、山靴やストールを庭の出入り口にそっと置く、ホテルの心配りも心に染みる。
〈Hotelli Aalto〉
■福島県耶麻郡北塩原村大字檜原字大府平1073-153
■0241-23-5100
■全13室
■2名1室利用(1泊2食付き)1名28,000円~。
滞在中の飲みものはオールインクルーシブ。夜食が届くお楽しみも。
(Hanako特別編集『心なごむ、日本の宿へ。』掲載/photo : Kenya Abe styling : Mari Nagasaka edit & text : Chiyo Sagae)
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