親子で学ぶ「#地球の肌ケア」体験ツアー。 〈WELEDA (ヴェレダ) 〉が主催する、土壌保護を目的とした、サステイナブルな取り組みを体験できるツアー。2022年9月29日 (木) から開催。
オーガニックコスメブランド〈WELEDA〉が、地球に暮らすみんなとサステイナブルな未来を実現するために、千葉県木更津市の〈KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)〉とタッグを組んで開催する体験ツアー。地球の肌ともいわれる「土壌」ってなんだろう?自然の循環とは?会場を周りながら、豊かな土壌を守っていく未来について考えてきました。
クルックフィールズは、約9万坪の広大な敷地で食・農、そして自然の循環を体験できるサステイナブルファーム&パーク。園内には、自家製の天然酵母パンを販売するパン屋さんや、ダイニング、水牛のミルクを使用したソフトクリームが食べられるミルクスタンドも。
そのほか、宿泊できるトレーラー施設や、巨大すべり台にアスレチックなど、自然を存分に感じながら、家族やパートナーと1日中楽しめる環境が整っています。
「地球上で海に次いで広いのは土壌。健康な土壌が海と同じくらいのCO2を蓄え、生物多様性を生み出し、さらには気候変動にも多く関わっています。そこでヴェレダでは、土壌を “地球の肌” と考え、自分の肌を労わるように土も大切に労ってほしいと思いを込め、このツアーを企画しました」(本多 友美さん)
今回のツアーは、親子で参加可能。途中で子どもが飽きてしまっても、クルックフィールズのスタッフが一緒に花を摘んだり虫を捕まえたりと、フォローしてくれるという心強さ。私も娘と参加させていただいたのですが、子どもが急に走り出したり、坂を駆け登って行ってしまっても、スタッフの皆さんのサポートがあったおかげで、最後までしっかり話を聞くことができました。
ツアースタート!
まずやってきたのは、「コンポスト」のある場所。
すでに家庭にコンポストを取り入れているという人も多いように、生ごみをゴミとして捨てることなく、微生物の力を借りて堆肥にするということは、土壌保護のためにとても有効的な方法です。
実際にコンポストのなかを見ると、ミミズや見たことのない虫たちがたくさん出てくる出てくる!子どもたちは、おっかなびっくり手を入れてみたり、捕まえて観察してみたり。
「ご家庭のコンポストにも虫が湧くと思うのですが、なにも問題ありません。コンポストがちゃんと機能しているということですよ」(佐藤さん)
途中、農場のエネルギー源となる太陽光パネルも見学。
この面積があれば、年間を通して農場の大半の電気はまかなえるそうです。
地球温暖化にストップをかけるために、個人でできるアクションとして一番インパクトが大きいといわれる「再生可能エネルギー」。自宅で使う電気を再エネに代えるだけで、地球によい循環に貢献することができます。
そして、生物多様性を守る池「ビオトープ」へ。
地球上には、知られているだけでも約175万種の生物が存在しているといわれています。しかしこの数が、人間活動の影響によって、深刻なスピードで失われようとしているという現状。
このビオトープには、カエルや鳥、虫たちが集まっていて、生物多様性の連鎖が保たれています。じっくりと観察する子どもたちも、きっといろんなことを感じられたはず。
続いて、ヤギ小屋へ。
牛や羊は、ミルクやチーズなどを私たちに与えてくれるだけではなく、農場の余分な草を食べてくれたり、フンは肥料として役立ったりと、多くの部分で助けてくれる存在なのです。
そのそばには、「虫のホテル」。虫にホテルって必要なの?と驚きましたが、ヴェレダでは虫たちが冬場を凌ぐためのホテルとして設置しています。
安心して心地よく冬を越すために、虫たちも安全な場所を求めているんですね!
虫は、私たちが地球で暮らしていくために必要不可欠な存在。ホテルに出入りする虫たちの様子をみて、与え合って生きていくということを学びました。
ゴールの先には、手づくり体験コーナーも。
約1時間かけて、農場ツアーは終了。たくさん歩いて、自然に触れ合って、心地よい疲労感を感じました。
ここからは、実際に手を動かして体験するコーナーが待っています!
まずは、「ウィンドベル」づくりから。
ヴェレダ直営店では、容器回収を行い、容器の再利用に努めていますが、
その空き瓶を使用した、オリジナルのウィンドベルをつくることができちゃいます!
「今日見たもので、印象に残ったものを描いてみてね」とスタッフの方に声を掛けられながら、子どもたちは夢中でそれぞれのイメージを膨らませていきます。
「これは…さっき触れ合ったヤギさんだね!」と反応してもらってうれしそうな姿も。
ベルには、ハーブや木の実などを吊るして完成。
空き瓶を利用してつくったとは思えない、楽しくてユニークな作品になりました。
そのあとは、「シードボール」づくりに挑戦。
家庭の生ごみや刈り取った雑草からつくった堆肥に、好きな植物の種を入れて、泥団子のように丸めていきます。
持ち帰ったシードボールは、自宅のプランターに植えて育てることで、循環によって新しい命が生まれる瞬間を体験することができます。
ゴール付近では、絵描きのLee Izumida (イズミダ リー)さんの描いた、WELEDAの「W」と、KURKKU FIELDSの「K」もご覧いただけます。
大自然を感じられるフォトスポットで、ぜひ写真も撮ってみてくださいね。
都心ではなかなか体験できない、ありのままの自然に触れ合える体験は、子どもはもちろん、大人にも貴重な時間になりそうです。