ハナコラボSDGsレポート 〈東京ディズニーリゾート〉のはじめの一歩。地球にやさしい「LET’S START WHERE WE CAN!」
ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第42回は、ナチュラルビューティーハンターとして活躍するシナダユイさんが〈東京ディズニーリゾート〉の商品を作る〈株式会社オリエンタルランド〉へ。第一弾として7月に発売された新製品の様子をお届けします。
テーマパークでの楽しみ方の一つとして、グッズでハピネスを届けている〈オリエンタルランド〉さん。今回、大変貴重な機会をいただき、舞浜へ行ってきました。“地球にやさしく、人にやさしい”グッズ「LET'S START WHERE WE CAN!(できることからはじめよう)」。誰もが知り、心ときめく〈東京ディズニーリゾート〉だからこそ、始めたことには社会的にインパクトがあると強く感じたのです。
ーーまずは、商品の開発を担当された経緯を、〈オリエンタルランド〉商品本部 開発担当の清水千里(ゆきさと)さんに伺います。“地球にやさしく、人にやさしい”グッズを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
「私たちは商品開発をする際に、部のメンバーで『次の期はどんな商品にしようか』という会議が行われます。SDGsという言葉はすでに世に出ていましたが、当時そこまで意識はしていなくて、純粋に“地球環境にいいものができたらいいな”と思い作りました」(清水さん)。
ーー純粋に、というのはいいですね。商品を決める際はどういった形で話し合われたのでしょうか?
「やはり〈TDR(東京ディズニーリゾート)〉には色々なお客様がいらっしゃるので、こういうことに興味や関心がある方はもちろん、ファミリーやお子様のいる方にも使ってもらえるようなものがいいなと。生活の中で“こういうのって環境にいいんだよね”みたいなことが伝わるような形をイメージして作っています」(清水さん)。
ーー生活で使えるものの中からバリエーションが決まっていったんですね。
「そうですね。まずは、本当に“身近な”ものから。難しいものをいきなり作るのではなく、という点で商品は決まっていきました」(清水さん)。
ーー次は商品に関して、商品本部 販促担当の田中麻衣さんに伺います。全体的にシンプルで、いままでにない配色が印象的ですね。デザインのこだわりなどありますか。
「『LET'S START WHERE WE CAN!』という点で、私たちの伝えたいメッセージや想いをデザインに落とし込みました。ミッキーのデザインは、吹き出しが『!(ビックリマーク)』なんです」(田中さん)。
ーーなぜ「!」なのでしょうか。
「ポジティブな気づきのきっかけという意味を表現しています。ミッキーの指をさしているポーズも、“これからもずっとたくさんのハピネスを届けられる未来”が指の先にあるというイメージなんです」(田中さん)。
ーーなるほど。壮大なテーマですと「?」が浮かびそうですが、「!」であることで、決意表明のようにはっきりして、とても前向きな印象を受けますよね。
「新しい未来に向かってゲストのみなさまと一緒に『行くぞー!』と一歩踏み出した姿をデザインに込めています」(田中さん)。
ーー「ゲストのみなさま」というと、かなりダイバーシティかと想像してしまいます。今回の商品はユニセックス仕様ですか?
「はい。TシャツもS、M、Lで展開しています。年齢も特に指定はなく、お子様から年配の方まで幅広い年齢層に使っていただけるようなアイテムを選んでます」(田中さん)。
ーーTシャツ、トートバック、タオルについてはオーガニックコットンだそうですが、原産国は教えていただけますか?
「原産国はインドやトルコになります。Tシャツとトートバックはお客様からもシンプルで普段使いしやすいとご好評いただいています。タオルは巾着に入っているので、ギフトとしてもおすすめですよ」(田中さん)。
ーー飽きがこないデザインで長く愛用できそうですね。メッセージ性もある商品なので、売り場でどのように配置されて、メッセージを届けていくのかも気になるところです。
「飾り立てるというよりは、ウッディでシンプルな説明サインを飾っています。そこに表記されているQRコードから特設サイトにとべ、コンセプトやグッズの詳細情報、コラムを見ることができます」(田中さん)。
ーー特設サイトから取扱店舗や色々な情報が得られるんですね。
「はい。それにいまは気軽にパークに来られるという環境ではないため、東京ディズニーリゾート・アプリからも時間限定(AM7時〜開園前まで)でご入園いただかなくてもお買い求めいただけるようになっております。ぜひそういった形でも商品を手に入れていただき、身近に感じていただけたらうれしいです」(田中さん)。
ーーこんなご時世だからという気遣いも感じますね。”地球にやさしく、人にやさしい”グッズをぜひみなさまにも見ていただきたいです。第二、三弾も楽しみにしています!本日はありがとうございました。