甘くて辛い大阪の味・マドラスカレー。 カレーの聖地・下北沢に〈⼤阪マドラス22号店〉がオープン!
1988年⼤阪⽇本橋で創業し、府内外からも⼈気を誇るカレー屋〈マドラス〉。そんな大阪で人気のカレー店が東京の赤坂に続きこの春、下北沢〈⼤阪マドラス22号店〉と吉祥寺〈⼤阪マドラス123号〉という名でオープンしました。今回は下北沢〈⼤阪マドラス22号店〉にて噂のマドラスカレーを味わってきましたのでご紹介します。
1988年⼤阪で誕生したマドラスカレー。
1988年⼤阪⽇本橋で創業したカレー屋〈マドラス〉。30種類のスパイスと4種類のフルーツを1週間かけてじっくりと煮込んだカレーは、⼝に含んだ時のフルーティな⽢さと、後から来る刺激的な⾟さが特徴です。⼀度⾷べたら忘れられないどこか懐かしい味わいとして、多くの著名人から愛されてきました。
そんなマドラスカレーの味に惚れ込んだうちの一人が、俳優の北村一輝さん。「東京でもこの味を多くの人に楽しんでもらいたい」ということで自身がオーナーとなり、2019年4⽉に⾚坂〈⼤阪マドラスカレー〉をオープン。そして今回新たに下北沢〈⼤阪マドラス22号店〉と吉祥寺〈⼤阪マドラス123号〉をオープンさせました。
30種類のスパイスと4種のフルーツで煮込んだ甘辛カレー。
下北沢〈⼤阪マドラス22号店〉でも、そんな大阪の人に愛される独特の甘辛いマドラスカレーを味わえます。お店の方いわく、スパイスやフルーツなど、カレーに使用している詳細な材料は企業秘密とのことですが、レシピは大阪とほぼ変わらないそうです。
銀色のカレー皿には白米、カレールー、そして卵黄と福神漬けがトッピングされています。まずはカレールーと白米だけで食べるのがおすすめ、ということでいただいてみました。噂通り、口に運んですぐはフルーツの甘さを感じます。しかし、咀嚼して飲み込んだあたりで舌を刺激するピリッとした辛さを感じはじめました。カレールーは小麦粉を含んでいるような昔懐かしのドロっとしたタイプです。
続いて卵黄を崩して、カレールーとライスを一緒にいただきましょう。ちょっぴり舌に辛さを感じていたので、卵黄が加わったことで辛さがまろやかに感じられるようになりました。
もし辛いのがお好きな方であれば、東京の3店限定で用意されている辛味スパイスをかけてみてください。オーナーの北村さんも辛い物が好きなようで、この香味スパイスは東京オリジナルで開発されたそうです。ちなみにこちらも何が入っているかは企業秘密。振りかけて食べてみると、ピリッとした唐辛子系の辛さが主体であるように感じました。一味唐辛子のような印象です。
ちなみに下北沢の店舗でカレーを注文すると、副菜としてキャロットラペと沖縄の郷土料理・イナムルチも一緒に提供されます。イナムルチは豚肉や椎茸、さつま揚げなどの食材がたくさん入った沖縄風の味噌汁で、北村さんのお母さんの実家が沖縄で頻繁に自宅でも作っていたことから今回副菜として追加されたそう。このイナムルチ、味噌の味わいが豊かで食材のうま味が染み出ていてとっても美味でした!
カレー自体は牛肉しか具材が入っていないので、副菜で野菜が摂れるのは個人的に嬉しかったです。
⼤阪名物・ミックスジュースやミルクセーキ、ひやしあめも登場!
また、今回オープンした下北沢と吉祥寺の2店舗では、大阪で人気の味をさらに広げるべく、大阪人のソウルドリンク「ひやしあめ」「大阪ミルクセーキ」「大阪ミックスジュース」の3種も登場。
水飴の懐かしい甘さとピリリと効いた生姜の爽やかさが共存した「ひやしあめ」は、関西では夏の定番の飲み物と言われるのも納得の味わい。
カラースプレーがトッピングされたミルクセーキは、なんとタピオカ入りというサプライズ。
大阪のソウルフードならぬ“ソウルドリンク”とも言うべきミックスジュースは、フルーツの優しい甘さとまろやかさが魅力的。
どれも辛いカレーを食べた後に飲みたくなる、甘やかで懐かしい味わいのドリンクでした。
実力派カレー店が軒を連ねる下北沢に新たに誕生した、甘辛な大阪の味・マドラスカレー。カレー好きな下北沢の人々に愛されるのか、注目したいところです。
〈⼤阪マドラス22号店〉
■東京都世田谷区北沢2-32-6ビリオンピル 1F
■03-6407-1420
■11:00〜23:00(変動の可能性あり)
■不定休
■公式サイト