早々にやらかした! 先が思いやられる新学期初日|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around
長い長いと思っていた春休みもあっという間に過ぎ去り、新学期が始まりました。
今年はわが家には卒業入学を迎える子が一人もいなかったので、いつも通りの毎日が始まったかと思いきや、初日からやらかしてくれたのは新6年生になったばかりの息子ざいざい。
前の晩に「ママ、あしたは朝9時に登校したらいいみたい」って言うので「へぇ、そうなんだ!」とその言葉を1ミリも疑うことなく、始業式の朝を迎えました。
たまにはのんびりスタートもいいなぁ、なんて呑気に思っていたものの、ふと「でも、例年だと始業式のあとに入学式があるはず。
在校生の予定がうしろ倒しだなんて、おかしくない?」と、あらためて配布されたプリントをごそっと取り出すと……。
登校時間『8時5分~15分』という文字に二度見! しかも、なんなら太字で書かれているではありませんか!
「ちょっとー! どこに9時登校だなんて書いてあったのよー!?」
と、思わず悲鳴をあげ、時計をみると8時半。もう始業式が始まっている旨を伝え、大急ぎでざいざいと小2のすいちゃんを学校へと向かわせたのでした。もう、初日からなんなんだよ(涙)。
そのあと、程なくして帰宅したふたりは(結局9時15分には帰ってきていました)、クラス替えの話で大盛り上がり。
「いやいや、それより遅刻したこと、先生になにも言われなかったの?」とたずねると「うん、なんも言われなかったよ!」と、なんならちょっとドヤ顔で言ってくるので、思わず苦笑しちゃいました。
それってさ、先生の中でキミたちが常習犯リストに入ってるからだと思うよ、とは言わなかったけど。
しかしながら、こんなわが子たちをいつも温かく見守ってくださる先生方の懐の深さに頭の下がる思いです。
ちなみに「9時登校、視聴覚室集合ってどこから得た情報?」と再度息子に詰め寄ると、連絡帳に書いてあったのだそう。見ると、彼の字でたしかに書いてありました。
でも、また二度見したのが日付です。えーっと、4月5日って昨日ですよね?「うん、みんな昨日も学校行ったって言ってた」とケロッと話す本人を横目に、わたしはもう変な汗が止まりませんでした。
時間差で帰ってきた中学生の娘(りねん)にその話をすると「あー、それ多分、新6年生が入学式の準備をお手伝いするやつだよ。わたしも行ったもん」とのこと。
たしかに、言われてみればそういうことがあったような・・・。でも、当時の彼女はしっかりとその意図さえもわたしに伝えてくれたはずで「もう、ざいざい~」と思わず大きなため息が出るのでした。
そんな母を見て「ざいざい、だらしないねぇ~」なんて同情してくれる娘は、完全に同士。まぁ正直、味方が増えただけでも心強いです。
むしろ、彼女の方が小学校時代の記憶が鮮明なので(しかも、実際すべて経験しているし!)分からないことは大抵りねんに聞けば解決するのかも、と思いました。
今年も頼りにしてます、わが家のちぃママ!
さて、話は戻って、クラス替えは親のわたしもドキドキするものですが、なんとざいざいの担任が彼自身が2年のとき、そして娘りねんも5・6年でお世話になった大大大好きな先生だと知って、朝の一件そっちのけで「やったー」と、大きくガッツポーズしていた母でした(笑)。
まさか、また最終学年を一緒に駆け抜けることができるだなんて、本当に嬉しいです。
思えば、先生も子どもたちも誰も知らない小学校に入学したのに、今、先生方の人柄まで熟知する自分たちに月日の流れを感じます。
遅刻しがち、忘れ物多め、親もいろいろ抜けている、先生にとっては大変な親子だと思いますが、この一年が俄然楽しみになりました。
中2のりねんは2年B組になったそうで「金八先生じゃん!」とひとしきり盛り上がっていると、帰ってきた夫に「それは3年B組」と冷静に一蹴されました。あら、とんだ早とちり(笑)。
とはいえ、去年は当たり前のように始まるはずの新生活は4月には始まらず、入学式も6月だったことを思えば、普段どおり桜の季節にスタートできたことだけでも充分しあわせを感じます。
あとは今年度はもっともっと子どもたちのはじける笑顔が、たくさん見られたら言うことなし!