和スイーツ研究家・安原伶香さんも講師に! 「30分で5品」できちゃう!自宅でも簡単にできるイースターレシピをマスター。

LEARN 2019.04.12

十字架に架けられ亡くなったイエス・キリストが、よみがえったことを祝う日である、イースター。欧米圏では、春の到来を祝う日としても親しまれています。そんなイースターにちなんだ料理をレクチャーする料理教室が、「クリナップ・キッチンタウン・東京(新宿ショールーム)」で開催されました。参加した講師陣の中には、『Hanako』の連載「あまい乙女になりたい」でもおなじみの、和スイーツ研究家・安原伶香さんも。ヘルシーな和風ティラミスのレシピをレクチャーしてくれました。

3名の研究家が、イチオシのレシピをレクチャー。

安原伶香さん。老舗和菓子屋〈大三萬年堂〉の十三代目。和スイーツの新ブランド「大三萬年堂HANARE」のプロデューサーでもあります。
安原伶香さん。老舗和菓子屋〈大三萬年堂〉の十三代目。和スイーツの新ブランド「大三萬年堂HANARE」のプロデューサーでもあります。

この日の料理教室のメニューは、「エッグインクラウド」、「オニオンライス」、「人参ラペ」、「ひじきとおからのポテトサラダ風」、「うさぎのティラミス」の全5品。講師は、和スイーツ研究家の安原伶香さん、料理教室「bonne cuisine(ボンキュイジーヌ)」の代表・齋藤聡子さん、管理栄養士・大西綾美さんの計3名です。

齋藤聡子さん。「30分で5品」をテーマに、さまざまな時短レシピを展開されています。
齋藤聡子さん。「30分で5品」をテーマに、さまざまな時短レシピを展開されています。
大西綾美さん。初心者のための料理教室「Cherie cooking salon」をおよそ半年前に開講。また、今回のレシピの一部、「人参ラペ」と「ひじきとおからのポテトサラダ風」は、大西さんが考案されました。
大西綾美さん。初心者のための料理教室「Cherie cooking salon」をおよそ半年前に開講。また、今回のレシピの一部、「人参ラペ」と「ひじきとおからのポテトサラダ風」は、大西さんが考案されました。

ヘルシーで簡単、そしておいしい。三拍子揃ったメニューの数々。

「人参ラペ」

今回の料理教室のテーマは、「30分で5品」。齋藤さんによると、「エッグインクラウド」をはじめとする5品は、簡単ステップで完成するうえ、ヘルシーなことが特徴。また、材料の量には決まりがなく、目分量で使用してもOKなのだそう。面倒な計量作業が省かれるのは、うれしいですね。

写真は、「人参ラペ」を作っているところ。千切りした人参を塩胡椒、オリーブオイル、酢、砂糖であえます。

「先に生おからに豆乳を染み込ませると、マヨネーズの量を減らせます。また、食感も滑らかになりますよ」と、大西先生。
「先に生おからに豆乳を染み込ませると、マヨネーズの量を減らせます。また、食感も滑らかになりますよ」と、大西先生。

写真は、「ひじきとおからのポテトサラダ風」。水で戻した乾燥ひじき、薄くスライスしたきゅうり、生おから、豆乳、マヨネーズを混ぜるだけで完成します。じゃがいもの代わりに生おからが使われており、とてもヘルシー。

「エッグインクラウド」

こちらは、「エッグインクラウド」を作っているところ。バターを溶かしたフライパンで、メレンゲを焼いています。ある程度焼けたところで、粉チーズをオン。

メレンゲは、泡立て器を使えば簡単に作れます。
メレンゲは、泡立て器を使えば簡単に作れます。

ちなみに、イースターにおいて、卵は欠かすことができません。新しい生命を育む卵は、「生命の象徴」とされているのだとか。

「オニオンライス」

事前に作っておいた「オニオンライス」に、焼けたメレンゲをトッピングします。その後、メレンゲの中央にくぼみを作り、卵黄を流し込みます。

ちなみに、「オニオンライス」の作り方も、とても簡単。バターを溶かしたフライパンでご飯とフライドオニオンを炒め、めんつゆで味つけするだけで完成します。

まさに目からウロコ!? “時短テク”が駆使された、和洋折衷のティラミス。

「うさぎのティラミス」

“時短テク”が詰まった「うさぎのティラミス」は、初心者でも気軽にトライできるスイーツです。

写真は、300ccのお湯で溶いた市販の「抹茶ラテ」に、お麩をひたしているところ。このお麩が、ティラミスのスポンジケーキの代わりになります。「『くるま麩』以外であれば、どんなお麩でも使えます。ただ、手でちぎる手間を省けるよう、一口サイズのお麩を選ぶのがオススメです」と、安原さん。

「うさぎのティラミス」

「抹茶ラテ」が染み込んだお麩を容器に入れ、粒あんを重ねます。今回使用した粒あんは、〈大三萬年堂〉のもの。

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ティラミスに欠かせないのが、ふわふわとした食感が特徴の、マスカルポーネクリーム。通常のマスカルポーネクリームは、こってりとしたマスカルポーネと生クリームを混ぜて作りますが、今回は、生クリームの代わりに絹ごし豆腐と甘酒、きび砂糖を使用します。安原さんによると、ヘルシーで体に優しいスイーツを、と試作を重ねて完成させたレシピなのだとか。

「うさぎのティラミス」

粒あんの上に、特製マスカルポーネクリームを重ねます。この後、シュガーパウダーを振りかけて出来上がり。およそ10分という短時間で完成したため、感嘆の声をあげる生徒さんの姿も。

“おもてなし料理”にもできる、華やかなワンプレート。

“おもてなし料理”

それぞれの料理を美しくお皿に盛れば、華やかなワンプレートの出来上がりです。

「ひじきとおからのポテトサラダ風」は、しっかりとした食感とポテトサラダの風味が楽しめるメニュー。後味がしつこくなく、いくらでも食べられます。また、「エッグインクラウド」は、メレンゲならではのふわふわとした食感と、焼けた粉チーズの香ばしい香りが楽しめます。もちろん、「オニオンライス」との相性が抜群。

“おもてなし料理”

今回は、うさぎ型のチョコレートをオン。子だくさんゆえ「豊穣」の象徴とされているうさぎは、イースターならではのモチーフです。

特製マスカルポーネクリームとお麩は、すっきりとした甘さが特徴。コクのある「大三萬年堂」と絶妙にマッチしています。甘いものが苦手な人でも楽しめる、上品な味わいのスイーツです。

“おもてなし料理”

生徒さんも、「どれもおいしい」と大満足。また、「さっそく今夜、自宅で作ってみます」、「見た目が華やかなので、ホームパーティーで振る舞いたいです」といった感想が聞かれました。

安原伶香

今後、安原さんは、和洋折衷のスイーツを順次考案していく予定。また、料理研究家とコラボし、定期的に料理教室を開催されるそうです。“和”の食材を使った、絶品スイーツの登場を心待ちにしている人は多くいるはず。今後の安原さんの活動から、目が離せません。

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