佐原の街歩きで楽しみたい、グルメ・観光スポットも。 街とつながるホテル。千葉〈佐原商家町ホテル NIPPONIA〉に行って楽しみたいグルメ・観光スポット4選
川に沿って立ち並ぶ江戸時代の家屋や蔵が外観はそのままに、ホテルやカフェに変化。佐原の新しい楽しみ方が増えてきている。『Hanako TRIP わざわざ行きたい、あの宿へ。』「新しい旅の提案 街とつながるホテル」より、千葉・佐原の〈佐原商家町ホテル NIPPONIA〉と併せて楽しみたいグルメ・観光スポット4選をご紹介。
佐原の魅力を引き出し、町歩きを促すホテル。
利根川の支流・小野川が流れる、千葉県香取市佐原は江戸時代の名残がある町並みが保存されている。川沿いの歴史的建造物を生かし、町全体をホテルに見立てたプロジェクトが2018年に開始。レトロな雰囲気をさらに楽しめるようになった。
佐原は、伊能忠敬をはじめとする商家が川の物流で財を成した町。数多く現存する商家建築を一つのホテルとして活用しはじめたのが〈佐原商家町ホテル NIPPONIA〉だ。リノベーションした3つの客室棟とフロント棟は町に点在し、ゲストは自然と町歩きすることになる。
町の中心にあるフロント棟でチェックインを済ませ、宿泊棟へは歩いて移動。わずか数分の道のりにも蔵を改装したカフェや日用品店が立ち並び、佐原の楽しさに気づくだろう。夕食までは佐原周辺を自由に散歩。いちご狩りやカフェで過ごしたら、少し足を延ばして〈香取神宮〉へお参りを。夜の川沿いも素敵だから、食後もそぞろ歩きに繰り出したい。コンパクトな町だから、1泊2日のショートトリップでも問題なしだ。
〈さわら リバー・ファーム〉千葉のレアいちごも食べられる!
3種類のいちごを自由に食べ比べできる農園。実が柔らかく市場にはあまり出回らない「章姫」、花のような香りが特徴の「かおり野」、王道の甘さ「紅ほっぺ」が計2万株育てられている。1月から5月まで開業し、時期により価格が異なる(4月上旬~5月上旬は大人1人1,300円)。
〈さわら リバー・ファーム〉
■千葉県香取市佐原イ3985-1
■0478-52-1515
■9:00~15:00 不定休
〈珈琲玉澤〉布団屋がコーヒーショップに変身。
明治3年から代々ここで布団店を営んできた玉澤家。店の閉業後に玉澤光成さんが始めたカフェには、写真集やオーディオ機器、〈アラビア〉製カップがずらりと並び、店主の凝り性を物語っている。
店頭で焙煎する豆を充実させていくのが目標だという。
〈珈琲玉澤〉
■千葉県香取市佐原イ3401
■0478-52-3756
■11:00~17:00 営業は金土日祝のみ
■15席/禁煙
〈香取神宮〉間近で見られる建築も楽しみ。
三が日の参拝者は約50万人に及ぶという関東屈指の人気を誇る神社。全国に約400ある香取神社の総本社で、その社殿の美しさも魅力だ。320年前に建てられた重要文化財の本殿は一周して見物でき、ほかとは違う体験ができる。本殿と拝殿は安土桃山時代の様式で極彩色にデザインされ、漆塗りの黒によく映える。
〈香取神宮〉
■千葉県香取市香取1697-1
■0478-57-3211
〈ANTIQUE ANTIQUE〉地元で人気のシェフが新展開。
佐原の人気イタリアン〈リストランテカーザ・アルベラータ〉の店主が、自宅の蔵を改装して開いたバー。アンティーク家具で統一したインテリアは不思議と蔵のつくりになじむ。
以前からイベントなどで出しファンの多いグリーンカレーを中心に食事も充実。
〈ANTIQUE ANTIQUE〉
■千葉県香取市佐原イ3403-8
■営業時間・休業日は順次決定
■25席/禁煙
〈佐原商家町ホテル NIPPONIA〉/香取
2018年3月にグランドオープン。フロント棟の2階にあるレストランは宿泊客以外もランチやディナーで利用でき、近隣のリピーターが多いという。19年4月には新しい宿泊棟がオープンするほか、今後も町内に客室を増やしていく予定だ。都内からのアクセスも、JR東京駅より関鉄グリーンバスで直通約70分と便利。
■千葉県香取市佐原イ1720
■0120-210-289(NIPPONIA総合窓口)
■全9室
■1泊2食付き30,000円~
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(Hanako特別編集『Hanako TRIP わざわざ行きたい、あの宿へ。』掲載/)