スナック女の人生劇場/第37回 目指すはお客様にとって「もうひとつの家」。〈京や〉弘子ママのつくる美味しい料理に、にっこり。
LEARN 2018.11.13
ママ歴:36年
血液型:B型
干支:ヒミツ
星座:しし座
趣味:お酒を飲むこと
カラオケの十八番:「ひばりの佐渡情話」
好きな男性のタイプ:イケメン?
ママからの御言葉「 ほっとする安心感が大事ね 」
母親が小料理屋をやっていたから、物心ついた頃から水商売をやりたいと思っていたんです。故郷の京都で働きたかったけど、兄に反対されて19歳で上京。最初はバンケットコンパニオンをやって、当時はパーティに田中角栄さんがよくいらしてましたよ。
その後は銀座のクラブと〈?兆〉をかけもちして、お金を貯めて小料理屋を開いたんです。そのときのお店が〈都〉。で、12年やった店を閉めて渋谷で再出発。お店が和風だったり割烹着姿だったりするのは、小料理屋のなごり。
お客さんに出す料理は、家でお母ちゃんが作ってくれるようなおかず。スナックって、お客さんにとってもうひとつの家みたいな場所だと思うんです。キャバレーと違ってほっとする安心感が大事。大変なこともたくさんあるけど、お店に立っているときに苦労話はしません。そんな話を聞きに来ているわけじゃありませんから。嫌なことがあってもいちいち怒ってたら商売にならないでしょ。お酒飲んで忘れちゃうのが一番よ!
今回のお菓子〈森永製菓〉の「小枝」
「お菓子はあまり食べないけど小枝は好きなの。サクサクしててつい手が伸びちゃう」
今回のお店〈京や〉
■東京都渋谷区桜丘町16-8 桜丘ビル2F
■17:00~24:00/ 日休
■03-3464-8081
■12席/喫煙
…料金は食べて飲んで唄って5,000~6,000円。京都弁のママが、温かくもてなしてくれます。
☆これまでの連載はコチラから
(Hanako1165号掲載/photo : Masayuki Nakaya text : Chisa Nishinoiri)