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地元グルメスポットを紹介。 初めての伊勢志摩を味わい尽くす旅。おすすめ観光スポットとは?〈志摩観光ホテル〉-後編-
三重県伊勢志摩〈志摩観光ホテル〉で癒しの時間を過ごす女子旅2日目。今回は、ホテルでの絶品朝食や広々としたホテル庭園探索、チェックアウト後の海女小屋体験や、鰹節いぶし小屋見学のアクティビティについてレポートしていきます!前編はこちら。
2日目は〈志摩観光ホテル ザ ベイスイート〉の朝食からスタート
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2日目の朝は、〈志摩観光ホテル ザ ベイスイート〉の5Fにあるフレンチレストラン〈ラ・メール〉で朝食をとることに。ついつい寝すぎてしまう朝ですが、7:00〜10:30と余裕のある朝食時間が設定されていることも嬉しいポイント。
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〈ラ・メール〉の朝食メニューは、目覚めたての身体へのビタミンチャージにぴったりなコース。自家製モーニングジュース、フレッシュフルーツカクテル、温かいモーニングスープ、新鮮野菜のサラダが順に運ばれ、少しずつ身体を整えていきます。
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パンは毎朝、ホテルで焼いているのだとか。クロワッサンやデニッシュも軽めの生地で食べやすく作られているため、朝食にぴったりです!
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2種類の食パン・クロワッサン・デニッシュは、発酵バターや3種のジャムを好みに合わせてセレクト。さくさくホカホカのパンに塗った発酵バターがとても濃く、家でも食べたいと思えるほどのおいしさ。
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そして朝食コースのメイン料理である「エッグベネディクト」が到着。イングリッシュマフィンの上にポーチドエッグをのせ、伊勢海老風味のオランデーズソースをかけて焼き上げられています。お皿には、海老・ホタテ・白身魚・サーモンで作られたホテルオリジナルの「海の幸のソーセージ」も!
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ポーチドエッグにナイフを入れると、とろけ出る卵黄。この理想的なとろけ具合は、見ているだけで病みつきになりそう。また、香ばしさのある伊勢海老のオランデーズソースとも相性が抜群で、上品な味わいが口の中に広がります。
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今回は2人で別々のメイン料理を注文!こちらは鮑と海老がふわふわのオムレツに包まれた「海の幸オムレツ」です。贅沢食材が使用された朝食を食べるこの時間は、レストランから見える最高のロケーションと掛け合わさることで、朝から幸せな気持ちでいっぱいに。
「そういえば、朝時間をゆっくりすごすことってないな…」と、くつろぎの時間にありがたみを感じたのでした。
客室は全てスイートルーム〈志摩観光ホテル ザ ベイスイート〉へ
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朝食で訪れた〈志摩観光ホテル ザ ベイスイート〉の客室は全てスイートルーム。洗練されたプライベート空間にこだわり、スパトリートメントの施設もある贅沢なリゾートホテルです。今回宿泊した〈志摩観光ホテル ザ クラシック〉の”古き良き”を感じる空間とはまた違う雰囲気。せっかくなので、館内を少し案内していただくことになりました!
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こちらの「コーナースイート」は「G7 伊勢志摩サミット2016」の際に、各国首脳が実際に滞在したスイートルーム。大きな窓の向こうにある、美しく広がりのある英虞湾の景色を楽しめるお部屋です。広々としたベットルームに、大きなデスクを構えた美しい造りがとても人気です。
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また、アメニティーはヨーロッパNo,1プレミアムスキンケアブランドの「CLARINS(クラランス)」。上質なコスメを使用し、伊勢志摩の大自然を眺めることができるビューバスでのひと時は、格別なバスタイムになりそうですね!
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続いて向かった先は「屋上庭園」。ここでは、「G7 伊勢志摩サミット2016」で首脳たちも眺めた英虞湾の同じ景色を見ることができます。フォトスポットとしても人気を集め、著名な方々が宿泊された際にもよく記念写真を撮影をする場所です。
このように、〈ザ クラシック〉とはまた少し違った構造の〈志摩観光ホテル ザ ベイスイート〉にも、ホテルライフを楽しむことができる空間がたくさん。宿泊先を選択する際に少しだけ迷ってしまいそうですが、悩む時間を楽しみながら選択してみてくださいね!
雨の日でも楽しめる!"伊勢ヒノキ"の「おさじ作り」
チェックアウトまでに少し時間があったので、〈ザ クラブ〉2Fで体験できるアクティビティを楽しむことに!この日は、伊勢神宮の宮域林で育った生産量の限られた伊勢ヒノキで”おさじ”を作る「伊勢の木 おさじ作り」が開催されており、参加してみました。
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先生から1セット1,000円のおさじ作りの材料を購入し、早速スタート!まずは教わりながら黙々と伊勢ヒノキをけずり、好きなおさじの形にしていきます。手作りなので、もちろん一人ひとりが違う形に仕上がるのですが、親子や夫婦、カップルで参加された方々は、自然と似た形になるのだそう。
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また、妊婦さんで「子供が生まれたあと、お食い初めに作ったおさじを使いたい」と、おさじ作り体験に参加されるゲストもいるそうです。けずって形が完成したら、今度は3種類のヤスリでみがき、しっかりと滑らかにしていきます。最後にクルミをおさじに擦り込み、油分を足して艶出しを行い完成です。
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「おさじ作り」は毎日開催ではないですが、ホテルでは日によって様々なアクティビティを開催しています。万が一、宿泊日が雨になってしまっても館内で思い出作りができるので、アクティビティのスケジュールは事前にしっかりとチェックしておきたいところ!
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また、自然に触れたいという方におすすめなのが「庭園散策」です。〈志摩観光ホテル〉内の3館を結ぶ自然散歩道。約2,000坪の広大な庭園をゆったりと散策できます。
こうして2日間の〈志摩観光ホテル ザ クラシック〉でのホテルライフを満喫した私たちは、「もう一泊したい…!」と名残惜しい気持ちでチェックアウト。ホテルを出発し、伊勢志摩の土地ならではのアクティビティ体験に向かったのでした。
チェックアウト後は「海女小屋体験施設 さとうみ庵」へ!
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到着したのは〈海女小屋体験施設 さとうみ庵〉。ここでは、本物の海女さんから海女漁の話を聞きながら、伊勢志摩で獲れた新鮮な魚介類を味わうことができます。「鳥羽・志摩の海女漁の技術」は2017年3月に国の重要無形民俗文化財に指定され、日本が今後も大切にしたい文化に公認。本物の海女さんに会ったことのない私たちは興味津々!
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これから食べる「サバの塩干し」や「サザエ」など、たくさんの魚介類がズラリ!
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「海女の仕事は楽しいね。仲間みんな家族みたいだよ。」と笑顔で話す海女さん。話しながらも慣れた手つきで、どんどんと調理を進めていきます。
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網焼きされたサザエやひおおぎ貝から出る、美味しそうな香りが食欲をそそります。
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「せっかくだから地酒はどう?スッキリ飲みやすい冷酒だよ」とおすすめしてくれたのは「志摩娘」という地酒。おいしいものには目がない私たちはちゃっかりいただくことにしました。
そして、ホタテ貝に似た「ひおおぎ貝」が焼きあがるタイミングもバッチリ。お醤油などを垂らさなくても、海水の塩気と新鮮な魚介類ならではの旨味がしっかりと味わえるのです!
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そして炊きあがった「ひじきの炊き込みご飯」。長く太い、立派なひじきが想像以上のおいしさで、同じタイミングで焼きあがった「かますのみりん干し」や「サバの塩干し」とも相性が抜群。お茶碗2杯分はあるであろう炊き込みご飯もペロリと完食です!
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最後は「あおさのお味噌汁」と「スルメイカ」が登場。マヨネーズと七味を付けるスルメイカのシンプルな食べ方含め、終始、胃袋を掴まれっぱなし。
獲れる魚介類が日によって異なるため、網焼きメニューも日替わりなのだとか。その他にも「手ごね寿司」や「鮑」も別料金で注文ができるそうです!人に紹介がしたくなる楽しくおいしい体験になりました!
志摩の自然と商人の歴史を学ぶ「鰹節いぶし小屋見学」
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最後は、少し車を走らせた先にある〈かつおの天ぱく いぶし小屋〉に到着!ここでは昔ながらの「手びやま製法」で、かつお節の「波切節」を作っています。
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海外で活躍する有名シェフも、ご指名で取り寄せるという「波切節」。〈志摩観光ホテル〉でも利用されています。早速、いぶし小屋の見学とかつお節が完成するまでの工程や歴史について説明していただきました。
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昔ながらの手作業「いぶし製法」にて長い月日をかけて作っているかつお節。骨を1本ずつ丁寧に抜く作業からはじめ、全ての工程にこだわりを持ち、愛情を込めているのだそうです。
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そしてやってきた、「一番出汁」の試飲と、「土鍋の炊きたておかかご飯」の試食タイム!炊き上がったほくほくの土鍋ご飯にたっぷりのかつお節をオン。そこにお醤油をかけて混ぜ、絶品おかかご飯の完成です!
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贅沢にも、かつお節をたっぷりかけていただきました。噛めば噛むほどかつお節の旨味が感じられる、究極にシンプルなおかかご飯。余計なものがないからこそ味わえるおいしさが、このおかかご飯には詰まっていました。そして2杯目には、出汁をかけた「お茶漬け風おかかご飯」をいただき満腹に!
1泊2日の三重県伊勢志摩女子旅が終了!
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初めて訪れた三重県伊勢志摩。わずか2日間の滞在でしたが、都会では味わえない体験ができた、特別な時間となりました。
「ちょっと遠出をしてリフレッシュしたい」そんなことを思ったときに、三重県伊勢志摩、そして〈志摩観光ホテル〉を思い出していただけると嬉しいです!
〈志摩観光ホテル〉
■三重県志摩市阿児町神明731
■0599-43-1211
■https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/
〈海女小屋体験施設 さとうみ庵〉
■三重県志摩市志摩町越賀2279
■0599-85-1212
■事前予約制
■11:00〜20:00(最終入店19:00)
■料金はメニューによって異なります
〈鰹節いぶし小屋見学 かつおの天ぱく〉
■三重県志摩市大王町波切393
■事前予約制
■時間は季節によって異なります
10月〜5月:11:00-12:00/15:00〜16:00
6月・9月:10:00〜11:00/16:00〜17:00
7月・8月:10:00〜11:00(1回のみ)
■料金:お一人様1,000円
【前編の記事はこちらから。】