秋色の器に、紅葉や実りのモチーフを。 和菓子×京作家の器で知る京都!初秋に楽しみたい一皿とは?

LEARN 2018.09.22

ロクロや染付、釉薬の風合いなど、独特の技法が光る京作家の器。和菓子と合わせて楽しむ初秋の一皿を、Hanako『京都検定。』「Q. 作家の器、どう選べばいい?」よりお届けします。

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1.矢島 操×〈nikiniki〉
〈nikiniki〉のスティック状八ッ橋「カネール」24本入り1,000円を矢島操のモノクロボトル皿2,200円に。(〈Second Spice〉)

矢島 操(やじま・みさお)/1971年京都市生まれ、嵯峨美術短期大学陶芸卒、京都精華大学陶芸卒。掻き落としや色絵で、絵本の1ページのような世界を描く。

2.増田哲士×〈中村藤?本店〉〈甘春堂〉
増田哲士の4寸リム小皿2,000円に〈中村藤?本店宇治本店〉の「兎菓子(抹茶)」1,300円と、〈甘春堂本店〉の「もみじ」6個300円、落雁「紅葉」6個300円で秋の景色を描いて。(〈Second Spice〉)

増田哲士(ますだ・さとし)/1973年京都市生まれ、ルーシー・リーに憧れ渡英し、95年から作陶。釉薬の研究に熱心で、見飽きさせない微妙なテクスチャーが魅力。

3.宮内知子×〈吉村和菓子店〉
宮内知子の5寸皿4,500円の上には〈吉村和菓子店〉の「焼き鳳瑞」3個入り300円の、素朴なカップリング。(〈若葉屋〉)

宮内知子(みやうち・ともこ)/1972年東京都生まれ、武蔵野美術大学短期大学部陶磁コース修了後、京都で自ら木地を挽き、木の器を制作。漆で描く手法は木工の新境地。

4.松尾直樹×〈老松〉
松尾直樹の、初霜を思わせる輪花オパール釉皿1,600円に、金柑の蜜漬けにすり蜜を被せた〈老松 北野店〉の「橙糖珠」6個1,200円を。(〈Second Spice〉)

松尾直樹(まつお・なおき)/1978年京都府生まれ、大阪産業大学大学院工業研究科修了。定番は板状の粘土でタタラ成形し白と黒で展開する、やさしい輪花の器。

うつわのお取り扱いはこちら!

〈Second Spice〉
■京都府京都市上京区河原町通丸太町上ル桝屋町 毎日新聞京都ビル1F 
■075-213‒4307 
■11:00~19:00 木休 

〈若葉屋〉
■京都府京都市中京区三条通西洞院西入ル塩屋町53 
■075-221-0467 
■10:00~19:00 水休

Hanako『京都検定。』特集では、京都のスイーツを多数ご紹介しています。

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(Hanako1164号掲載/photo : Makoto Ito text : Mikako Sawada)

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