面倒くさがりの私が本当に使う、自分を労るケア用品|前田エマの、日々のモノ選び。#18

面倒くさがりの私が本当に使う、自分を労るケア用品|前田エマの、日々のモノ選び。#18
面倒くさがりの私が本当に使う、自分を労るケア用品|前田エマの、日々のモノ選び。#18
LEARN 2024.10.15



30代という年齢は、“モノを選ぶ眼”が育ち養われてくる年齢ではないだろうか? 流行りものやブランドものではなく、自分が心地いいモノを選びたい。生産の背景を知り好きになるモノだったり、多少値が張っても人生をかけて大切にしたいと思えるモノだったり…。そういった視点でモノを選ぶ前田エマさんが、ご自身の私物とともに「モノの選び方」について綴る連載です。第18回目は“自分を労るケア”について。

「面倒くさがり屋」

この言葉で、いろんなことが済まなくなってきた。

髪の毛の水分量は、グッと減ったような気がする。たっぷり眠っても、疲れが翌朝まで残っている。歯医者に行く回数も増えた。

自分の身体のケアを後回しにして、誤魔化せる年齢は、いつの間にか過ぎてしまったようだと感じる今日この頃。私が日々本当に愛用しているケア用品について書いてみたいと思う。

頭皮ケア

撮影の現場で、ヘアメイクさんが頭をマッサージしてくれる、その度に「わあ、硬いね」と必ず言われる。

行きつけの美容室でも、マッサージ店でも、同じように言われる。

頭皮が硬いと、髪の艶やコシが減るだけでなく、顔と皮膚はつながっているので、シワや表情にも影響があるらしい。

ある日、そんな私を見かねてか、友人が誕生日プレゼントに〈uka〉のスカルプブラシ《ケンザン》をくれた。

〈uka〉スカルプブラシ《ケンザン》

「こんなものをもらったよ」と美容師である友人に相談すると「エマちんは、シャンプーするときに頭皮をちゃんとマッサージできていないから、これを使ってシャンプーしてみて。泡立ちも違うし、爪を立てなくていいから、思う存分ゴシゴシできるはず」と言うので、早速やってみた。

とにかく気持ちがいいし、泡立った。

面倒くさがり屋の私は、早速もうひとつを買って、両手にスカルプブラシを持ってゴシゴシすることにした。

肩こりがひどい日、表情が疲れているなと感じる日、撮影の前日や当日の朝には、〈mysé(ミーゼ)〉 《ニードルヘッドスパリフト》を使う。値段もバカ高くなく、アタッチメントを変えれば、顔にも頭にも使える。お風呂でも使える手軽さもいい。

〈mysé(ミーゼ)〉《ニードルヘッドスパリフト》

②ヘアケア

ドライヤーで髪の毛を乾かすのが面倒くさくて仕方がなく、長いことやってことなかった。

それを知った美容師である友人は非常に驚いた顔をして、「冬は頭皮が冷えて血行が悪くなるし、何よりも菌が増殖しやすいから頭皮の部分だけでも乾かして!」と私を注意し、“風量が強くて、時短できる”と勧められたのが〈パナソニック〉の《ヘアドライヤーナノケア》だった。

これは本当に、あっという間に乾く。しかも乾かすだけで髪の毛がウルウルする。

〈パナソニック〉《ヘアドライヤーナノケア》

私がいつもヘアセットで使っているのは《O OIL Light》だ。

出かける前は霧吹きで髪の毛を湿らして、その後にオイルを揉み込んで終了。洗髪後に髪のパサつきが気になるときは、タオルドライをした後に、オイルを塗布して、ドライヤーをする。

《O OIL Light》

③入浴剤

幼い頃からほぼ毎日湯船に浸かっているのだが、ここ数年は入浴剤が欠かせない。

お湯が肌を滑る感じが違うのはもちろん、心地いい香りが心も癒してくれ脳がトロンととろけるようで、入浴時間の満足度がものすごい。

とくにお気に入りは、〈MARKS&WEB(マークスアンドウェブ)〉のバスソルト。

私の好きな香りは、ヒノキ、アオモジ、マンダリンの3つで、どれも爽やか。バスソルトが湯に溶けていく様子を楽しむのも好きだ。

〈MARKS&WEB(マークスアンドウェブ)〉のバスソルト

④マウスケア

もともと歯が強くないので、歯については気になることが絶えない。しかしできることはたかが知れていて、定期的な検診とクリーニング、そして毎日のケアだ。

マウスウォッシュや歯間ブラシなどはまだ色々試行錯誤している最中なのだが、現時点で「これはいい」と毎日使い続けているのは、〈コンクール〉《ジェルコートF》とオーラルケア〉《フロアフロス》だ。

〈コンクール〉《ジェルコートF》、〈オーラルケア〉《フロアフロス》
〈オーラルケア〉《フロアフロス》

フロスは、繊維がフワッと広がり、優しく汚れを絡め取ってくれる。

ジェルコートは、泡立たない歯磨きジェル。研磨剤を使っていないのも推しポイント。

いいなと思う道具が手元に揃うと、歯磨きをする時間が少し好きになる。(面倒くさいのは変わらないけれど…)

ケアといえば3年くらい、ずっとピラティスに通っている。

自分の身体と向き合う時間があると、生活の中で見えるものが変わってくる。そうすると、食事や睡眠などを含め、できる範囲で他にもケアできることを頑張ってみたいと思えるのだ。

プロフィール
前田エマ
前田エマ

1992年神奈川県生まれ。東京造形大学を卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーの留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。アート、映画、本にまつわるエッセイを雑誌やWEBで寄稿している。2022年、初の小説集『動物になる日』(ミシマ社)を上梓。6月20日に韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(三栄)を刊行。
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