食器棚はリンゴの木箱! 賃貸マンションでできるキッチンインテリアの工夫
LEARN 2024.06.10
東京都内で築50年、3LDKの賃貸マンションにお住いの郷土料理研究家で写真家のminokamoさん。マネしたくなるようなキッチンや食器収納のアイデアを教えてもらいました。
自由気ままにレイアウトできる箱とボードを活用
日本各地に足を運び、その土地ならではの食材や伝統料理を取材して、新たなレシピや調理法を提案する、郷土料理研究家のminokamoさん。家を住み替える時のポイントのひとつに、生まれ故郷の岐阜で過ごした、祖母の家の風景があると言う。
「祖母の家では〝食〞がいつも中心にあり、親戚や近所の人が集う場所でした。人が集まり、皆で楽しく食事をする様子が浮かぶ家を選びます」
6年前に巡り合ったこの物件は、広いテラスと風通しがいいリビングが決め手になった。
「引っ越した数日後に自宅で撮影が入ってしまい、大量の食器を収納するために見つけたのが、リンゴ農家さんが出荷の時に使う木の箱。その場しのぎのつもりだったのですが、使ってみると利便性がよくて、買い足して使い続けています」
よく使う器はキッチンに近い箱に。ほか、同じサイズの皿を重ねた箱、椀物をまとめた箱など。ブロックのように木箱ごと移動ができて頑丈なのもいい。
キッチンスペースにもminokamoさん流の工夫がなされている。
「できるだけ作業スペースを広く使いたいので、ボードにフックをかけて、調理道具は吊るして収納しています。すぐ手に取れるので使い勝手もいい」
賃貸のため、壁を塗り替えることができない代わりに、剥がせるシートを貼って自分好みの雰囲気作りも。
プライベートや仕事で来客が多いminokamoさん。テラスで野菜やハーブを育て、毎年、芽が出ることを楽しみにしているそう。摘みたてを料理に使えるとは何とも贅沢!