「テレビ朝日アスクで、アナウンス技術を学んでみた」第4回 最終回は憧れのナレーションに挑戦!映像を理解して、自分の心を沿わせていく
Hanakoのイベントで司会をするなど、人前で話す機会の多いハナコラボ プロデューサー・土屋志織が、アナウンススクール〈テレビ朝日アスク〉に入門。果たして、憧れのアナウンサーのような話し方になれるのか…?全4回、短期集中連載でお届けします。
気分はアナウンサー!?ニュース原稿読みに挑戦
2つ目の題材は、収穫直前の果物が相次いで盗まれるというニュース。ポイントは、いままでとは違い、あまり強弱や緩急はつけず、相手にしっかり伝えること。「巨峰」や「スモモ」など、読みにくい単語には要注意です。そしてナレーション同様、ニュースも内容をしっかり把握することが大切。「よく『悲しいニュースは悲しそうに読むべきですか?』と質問をいただくのですが、内容を理解し、それをしっかり伝えたいという想いがあれば自然と声の出し方も変わってきます。はじめから表情や声を作って読んでしまうと嘘っぽい感じに」(川瀬さん)。
ひと通り原稿の文章を練習したら、次は、ニュースの内容を写真で示したボードを指さしながら読んでみます。「一つずつ説明しながら視聴者に語りかけるという組み立てができれば、自然な話し方になる」という川瀬さんのアドバイスのもと、繰り返し声に出して練習します。
ちなみに、最初の挨拶「こんにちは」は本来、言葉と動きを一緒にやってしまうと雑な印象になるが、ニュースの場合、挨拶後にお辞儀をすると微妙な間が空いてしまうため、ほとんどのアナウンサーは顔が写った瞬間に挨拶を言いながら顔を下げているそう。
スタジオで本番!上半身の見え方も意識して
何度も練習して体に叩き込んだところで、スタジオに移動して本番。「とてもよくなりましたね。強いて言うなら、上半身を動かすクセがまた出ていたので気を付けること。バストショットで映る場合、ペンダントヘッドがずれているだけでも視聴者の気が散ってしまうので配慮が必要なんです」(川瀬さん)。「知らなかったです!姿勢が崩れるのは永遠の課題…これから体幹を鍛えます」(土屋)
あっという間の全4回が終了!
「あっという間の全4回。声の仕事はとても奥が深く、知らないことばかりでとても楽しかったです。いままで人前で話す機会はありましたが、こんなにも反省点が多いとは…。恥ずかしい場面もたくさんありましたが、今後のためにどんどんいかしていければと思います」(土屋)。
土屋のように仕事で司会をする方はもちろん、ジャンル問わず声の出すことに興味のある方は、ぜひ〈テレビ朝日アスク〉をチェックしてみて。
〈テレビ朝日アスク〉
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