「テレビ朝日アスクで、アナウンス技術を学んでみた」第3回 舞台上での立ち振る舞いもポイント!リアルイベントでの司会テクニック LEARN 2022.12.07

Hanakoのイベントで司会をするなど、人前で話す機会の多いハナコラボ プロデューサー・土屋志織が、アナウンススクール〈テレビ朝日アスク〉に入門。果たして、憧れのアナウンサーのような話し方になれるのか…?全4回、短期集中連載でお届けします。

【カジュアルなイベント】締めるところは締めて、あとは楽に

舞台はHanakoスペシャル企画「TikTokスイーツ大賞表彰式&大試食会」。過去に土屋も経験のある、同世代の女性が集まるようなイベントの司会という設定です。
まずは実践から。フォーマルのときより、安心して話せている印象。受賞者の作品名を間違えてしまったのは残念!「逆にそこをおさえておけば、あとはいくらでも遊べるのがカジュアルなイベントの楽しいところ。普段、使わない言葉は目で見たときはわかりやすいけど、実際に言ってみると言えないことがあるので、事前に練習しておきましょう」(川瀬さん)。土屋が直すべきポイントはこちら。

【1】お客さんを友人として味方につける。
「いつも見てま〜す」など、会場から声が聞こえたら、無視せずに「ありがとうございます」と受けること。カジュアルなイベントの司会は参加者代表のつもりでOK。どんどんお客さんを友人として味方につけたほうが、会場全体を巻き込めていい雰囲気に。

【2】失敗しても開き直る。
言い間違えたときは、何度も言い直しせずに「あ〜言えなかった!もう一回言います」と言えば、お客さんに応援してもらえるはず。「一生懸命やるから応援してね」と、失敗をネタに場を沸かすくらいの開き直りを。言い間違えても動揺せず、そのまま被せて進めていく対処法もありです。

【3】登壇者とのやりとりで、ありきたりなコメントは言わない。
受賞者との短いやりとりをする際、「いまのお気持ちを聞かせていただけますでしょうか?」など、聞いている人が想像つきそうな質問はつまらないのでNG。「第一声が『おめでとうございます』でもいいので、司会者としてお客さん、登壇者と一緒に全体の流れを自分の中で大事にしていくと、段取りではないいいコメントができますよ」(川瀬さん)。

【4】イベントの内容によって乾杯の動きは変える。
乾杯のシーンは、フォーマルとカジュアルによって違いが。フォーマルはグラスを持ち上げる動きは小さめにしつつ、「乾杯」の声も品よく。一方、今回のようなイベントや二次会などのカジュアルな場合は、大きなアクションと明るい大きな声で盛り上げましょう。司会が元気な声を出して大きく動けば、お客さんも大きな声とアクションで応えてくれます。「ひじは伸び切らずに、かわいい写真を撮るイメージで。乾杯後は軽く口だけつけてすぐ置き、次に移りましょう」(川瀬さん)。

反省をふまえて、通しで実践!

司会者らしい、きりっとした顔つきになった気が…!
司会者らしい、きりっとした顔つきになった気が…!

気をつけなければいけない固有名詞を間違えてしまったものの、最後までなんとかやりきりました。「話し方がきっちりしててよかったです。実際にお客さんがいれば司会としての気持ちも上がりますし、これだけ出来れば本番は十分できると思います」(川瀬さん)。
ちなみに、司会にとってハプニング対応も重要。例えば、フォーマルなイベントでのテープカットで、先にテープを切ってしまった方がいたら「それでは、みなさんもう一度行きましょうか!〜さんすみません、切ったところのテープを手で持っていただいてもいいでしょうか」と、軽くフォローしてあげる。無理に笑いは取らないほうが感じがいいです。

「リアルイベントは気をつけなければいけないことが多くて大変!事前の準備がとても大切なことがわかりました。授業ではよく噛んでしまったので(苦笑)、イベントの際はしっかり練習していきたいです」(土屋)。「そうですね。事前に練習するときは本番と同じ、もしくはそれ以上に大きい声で発声すること。特に言いにくいところはゆっくりと丁寧に。長い台本だと途中で飽きてくることがあるので、日によって違う箇所から始めると集中力が続きますよ」(川瀬さん)。次回ははやくも最終回!ナレーションについて学びます。

〈テレビ朝日アスク〉

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