【水出しで手軽に。】大事にしたくなる、はじめての茶道具。
LEARN 2022.11.04
急須に湯呑み、そして茶こしや茶さじ…。とっておきを吟味するのも楽しいもの。日本茶インストラクター・市川雅恵さんの解説で、道具の数々をコーディネートとともに紹介します。
急須でお茶を淹れるのは「やっぱりハードルが高い!」という人は、手軽な水出しからはじめてみては。水出し用ポットに茶葉と水を入れて数時間から一晩おくと冷茶ができる。「初心者でも失敗なく淹れられるのが水出しのいいところです。水でじっくり抽出することで茶葉の旨みが引き出され、カフェインの量が減ってマイルドな味わいに。ワイングラスに注いで洋食と合わせるなど、お茶の楽しみ方が広がりますよ」(市川雅恵さん)
ステンレス&モノトーンでシックに。
耐熱ガラスのカラフェ、ステンレスのメッシュストレーナーとリッドを組み合わせた水出し専用。密閉性と遮光性に優れたキャニスター、中国茶器をイメージした湯呑み、モダンデザインのトレーとともにシックな冷茶のもてなしを。
くすみ色とクラシカルな茶器で洗練度UP。
ワインボトルをイメージした人気の水出し茶ボトルに、スモーキー色が新登場。職人が手作りする淡いグレーの茶筒、ガラスの表面に揺らぎのラインを持つグラス、アンティークのような風合いの茶托と合わせ、しゃれたティータイムに。
カラフェでも冷茶を楽しむ。
水出し専用でなくても、茶こしとボトルがあれば冷茶は楽しめる。右はアメリカのデザインブランド〈YIELD〉、左は〈台湾ガラス〉と深澤直人さんが手がけるテーブルウェアブランド〈TG〉。お揃いのグラスに注げば、よりおいしく。
Navigator…日本茶インストラクター 市川雅恵
いちかわ・まさえ/日本茶と茶器を販売するオンラインストア〈チャイチワークス〉を運営し、日本茶ワークショップも開催。著書に『私を整えるお茶の時間』(ギャラクシーブックス)。