駐日ジャマイカ大使も着物姿で祝福! 「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒー」が結んだ、独立60周年目のジャマイカと日本の絆。 LEARN 2022.02.08

1月9日は日本における「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒーの日」。制定4周年を祝したアニバーサリーイベントが〈ジャマイカ大使館〉で1月末に行われました。駐日ジャマイカ大使・ショーナ-ケイ-リチャーズ閣下も美しい着物姿で登場。コーヒーが結んだジャマイカと日本の絆について紹介します。

ブルーマウンテン・コーヒーの約70%を日本が輸入。

ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー

中南米のカリブ海に浮かぶ島国・ジャマイカ。キューバから145kmほど南下した場所に位置しています。2022年はイギリスから独立60周年を迎えるジュビリー・イヤー!

ジャマイカと日本は50年近くにわたり、ブルーマウンテン・コーヒーによって、深く結ばれてきたことをご存知ですか? 同国最大のコーヒー市場は日本。なんと70%以上のブルーマウンテン・コーヒーが日本へと輸出されているのです。

日本とジャマイカは1964年に外交関係をスタート。
日本とジャマイカは1964年に外交関係をスタート。

1966年、ジャマイカコーヒー生産量(7,000袋)60% 以上に相当する計4,400袋をある日本企業が購入契約し、翌年の1月9日に最初の1,400 袋が出港されたニュースは現地新聞のトップを飾りました。日本では4年前に、この歴史的事実を記念して「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」が制定されたのです。

コーヒーはまさに、ジャマイカと日本の友好の証というわけ。日本はジャマイカにとって第4位の輸出貿易相手。
コーヒーはまさに、ジャマイカと日本の友好の証というわけ。日本はジャマイカにとって第4位の輸出貿易相手。

ちなみにジャマイカの街を走る車の約9割が日本車なんだとか! まだ見ぬ街並みを想像するだけで、ちょっぴり心踊りませんか?

生産区がユネスコ世界遺産に!ブルマウンテン・コーヒーが特別な理由。

イベントではUCCコーヒーアカデミー・土井克朗さんによる淹れ方の実演も。
イベントではUCCコーヒーアカデミー・土井克朗さんによる淹れ方の実演も。

200年以上前から生産されているブルマウンテン・コーヒー。どうして世界最高峰のおいしさと評されるのでしょう? それは海抜900から1200mの高地かつ、豊かな窒素とリンを含む肥沃な火山性土壌が、卓越した甘さと香り・風味をもつフルボディのコーヒーを生み出すからです。

ファーストドリップコーヒーを試飲しました!
ファーストドリップコーヒーを試飲しました!
ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー

希少性が高いのも特徴。輸出可能な年間生産量は世界のコーヒー生産量のわずか0.02%以下ともいわれています。世界で唯一、袋ではなく木の樽に詰め保存されているのもそのため。コーヒーの栽培収穫、加工、販売に関する厳しい基準を設け、完璧な商品のみを販売するよう管理されているそう。

えぐみがなくて透明感のある華やかな味わい!
えぐみがなくて透明感のある華やかな味わい!
ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー

ブルーマウンテン地区は、その特有な気候を守るため、2015 年にユネスコ世界遺産に登録されています。

ジャマイカ名物のラム酒を使ったコーヒーモクテル。

ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー

同じくジャマイカの特産物であるラム酒をつかったコーヒーモクテルも目の前でつくってくれました。ラム酒とてんさい糖を煮詰めてつくる自家製メープルシロップを、ドリップしたブルマウンテン・コーヒーに加えると、コーヒー自体の甘さも増していきます。

ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー
たっぷりのミルクを加えると、クリーミーかつビターな甘さをたたえたモクテルが完成。クセになるおいしさ。
たっぷりのミルクを加えると、クリーミーかつビターな甘さをたたえたモクテルが完成。クセになるおいしさ。
ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒー

駐日ジャマイカ大使・ショーナ-ケイ-リチャーズ閣下は、「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒーの日が日本で制定されたことは、このコーヒーが2国の関係にプラスの影響を与えていることの証です。この重要な4周年記念を迎えるにあたり、大切なパートナーである日本の皆様にに感謝申し上げたいと思います」と笑顔で語りました。

ジャマイカ観光局 公式サイト

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