11種類のフレーバーでバレンタインに彩りを。2022年1月19日より全国で発売開始。 〈MAISON CACAO〉2022年新コレクションは「APPLAUSE(拍手喝采)」がテーマ。
鎌倉発のアロマ生チョコレートブランド〈MAISON CACAO〉が、2022年度のバレンタイン新コレクションを発表。「APPLAUSE(アプローズ)=拍手喝采」をテーマに、11種類もの多彩なフレーバーが勢揃いしています。それぞれに込めた想いはアートパッケージや詩、音楽でも表現。詳細をじっくりチェックしていきましょう。
〈MAISON CACAO〉は2015年、鎌倉・小町通りに誕生したアロマ生チョコレートブランド。創設者でありカカオディレクターもつとめる石原紳伍さんがコロンビアでのカカオ栽培から焙煎まで携わり、オリジナル配合で作り上げたクーベルチュールチョコレートを使っています。
看板商品はそのクーベルチュールと、全国を巡って出会った旬素材とを掛け合わせた「アロマ生チョコレート」。これまでに生み出した生チョコレートは50種類にもなるのだとか。
さまざまなクリエイティブを掛け合わせた11種のフレーバー。
前年度のコレクション「EMOTIONAL」シリーズでは8種を展開しましたが、今年度はそれよりも多い11種類。「APPLAUSE(拍手喝采)」と名付けられた本シリーズはフレーバーが異なるだけでなく、アートパッケージや詩、音楽でも表現しており、「大切な人へ、いつも頑張る自分へ、心からの拍手を贈り合う1年にできたら」との願いが込められています。
フレーバーはカカオディレクターの石原さん、ボックスのアートは書家の中塚翠涛さん、ボックス内に添えられた詩は大岡陽子さんが担当。それぞれのクリエイティブを掛け合わせています。
ブランドのシグネチャー「MAISON」は追熟したシャインマスカットが印象的。
今回はすべてのフレーバーを試食させていただきました。
まずは〈MAISON CACAO〉のシグネチャーともいえるフレーバー「MAISON」。山梨の専用農園で収穫した大粒のシャインマスカットを追熟し萎ませて果汁にし、甘みとマスカット香を一層香り立たせているそう。アクセントにはシャルドネワインを合わせており、ビターチョコレートから現れるふくよかな香りと、パッと華やぐような甘みが印象的でした。
甘酸っぱい想いをチョコレートに詰めた「BUTTERFLY」。
蝶が羽ばたくような、揺らめく恋心をイメージして作られた「BUTTERFLY」。やわらかなカカオ感のあるミルクチョコレートに、北海道帯広産の希少なフランボワーズを合わせています。
国産フランボワーズは収穫量自体が少なく希少ですが、酸味が優しく、味がギュッと詰まっているのが特徴。きゅんとするような甘酸っぱさは、まさに恋のドキドキ感を象徴するようなフレーバーです。
ホワイトチョコ×ビターチョコで、山形県産の佐藤錦を引き立てる「SWING」。
2つ連なって揺れるさくらんぼから名付けられた「SWING」。ピュアカカオバターで作られたホワイトチョコレートと、さくらんぼの酸味を引き立てるビターチョコレートの2種類を合わせ、山形県産の佐藤錦を使用しており、口の中で溶けるほどにさくらんぼの濃い甘味が広がります。後味の酸味も心地良さあり。
開発はかなり難しかったそうで、カカオディレクターの石原さんは「佐藤錦は濃厚な味わいですが香りは控えめ。チョコレートと合わせるとなかなかうまく表現できず苦労しました」と話します。
完熟マンゴーの力強い甘みが存分に伝わる「WONDER」。
沖縄県産の完熟マンゴーを使った生チョコレート。優しい酸味と、ほのかなビター感を残すようにと作られたミルクチョコレートを組み合わせ、甘みと酸味のバランスを整えています。マンゴーの力強い甘みが感じられ、満足感たっぷり。トロピカルな風味の余韻も長く続きます。
石原さんは「宮崎県産のマンゴーも有名ですが、こちらは生のまま食べる方がおいしい。チョコレートとの相性を考えて沖縄県産を選びました」とコメント。
メロンそのものを味わうような「MAGNIFIQUE」。
「メロンは香りと味わいの表現が難しい。昨年からトライを重ね、2年越しでやっと完成した」と石原さんが話すのは、北海道産のキングメルティというメロンを使った「MAGNIFIQUE」。北海道内でも2軒でしか栽培されていないキングメルティは、ひとつの株にひとつだけ結実させる希少品種。酸味を抑え、やわらかなカカオ感のあるミルクチョコレートを組み合わせています。
甘やかな香りは、実際にメロンをカットした時の記憶が浮かぶほど。口の中でふわりと広がった後、果汁がジュワッと染み出るようなみずみずしさをしっかり感じます。
自分だけの波を探して。新たな挑戦へ踏み出す人に贈りたい「TAKE OFF」。
”きらめく光を見つめて 自分だけの波を探そう”との想いが込められている「TAKE OFF」。
「サーフィンは心を整えるツールのひとつ」と話す石原さんが、新たな挑戦へ一歩踏み出す人に贈りたいと作ったチョコレートです。
ドライフルーツや少々のスパイス感のある深み、そして華やかなアフターノートをもつビターチョコレートをベースに、フランス産の塩を加えた自家製の塩キャラメルをプラス。なめらかな舌触りの中にほろ苦さも感じられ、石原さんの”挑戦”への想いが伝わってくる気がします。
妖艶な月明りをイメージした「MOONLIGHT」。
今回のコレクションで唯一、ホワイトチョコレートをベースにした「MOONLIGHT」。大粒で酸味が力強く糖度も高いレイトブルーを中心に、4品種のブルーベリーをブレンドしているそう。フレッシュジュースとピューレの2つのアプロ―チで、月明りの妖艶さを表現しています。
しっとりとした甘みがあり、酸味は後味もほんのりと。コク深いホワイトチョコレートに、ブルーベリーの艶やかさを感じます。
深い香ばしさとまろやかさが魅力の「RYHTHM」。
千葉県産の大粒落花生、Qなっつを使った生チョコレート。Pよりもおいしい、との意味で名付けられたこの落花生は、土づくりからこだわって栽培されているそう。
砂糖を使わずに作ったQなっつペーストに合わせるべく、ナッツ感とスパイスと、わずかなカカオの渋みを表現した力強いミルクチョコレートを使っています。熟成感のある深い香ばしさに、まろやかな味わい。ナッツが好きな人にぜひおすすめしたい組み合わせです。
世界的人気のジャパニーズウイスキーを合わせた「MAISON LEGACY」。
今年度は〈MAISON CACAO〉初の試みとして、サントリーウイスキーとコラボした生チョコレートが2種類並びます。ひとつは世界的にも人気の高いシングルモルトウイスキー「山崎」を合わせた「MAISON LEGACY」。
スパイス感とローストナッツの深い香りをもつビターチョコレートとの組み合わせが楽しめます。口に含むと、ビターなチョコレートの味わいから、スッと広がるベリーの風味。その後に力強さや深い甘みが訪れては消えていき、心地良い余韻につながります。
ブレンドウイスキー最高峰「響」を活かした「MAISON ARTISAN」。
ふたつめは「響」を使った生チョコレート「MAISON ARTISAN」。「響」は山崎、白州、知多と3つの蒸溜所でつくられた原酒を合わせた「ブレンドウイスキー」。ブレンドウイスキーの中でも最高峰と呼ばれ広く愛される味わいには、力強い風味のミルクチョコレートを合わせています。
石原さんは「響は24時間で味が変わってしまうほどの繊細さがありました。試作の時間を変えただけで印象もガラリと違うため、毎回同じ時間に統一して開発しました」とのエピソードを教えてくれました。
花開くような上品な香味が楽しめる「FLOWERY」。
「FLOWERY」は、紅茶のシャンパンとも称されるダージリンを使った生チョコレート。寒暖差の激しい環境で育てられるダージリンはまさに、花開くような格別な香りと風味があります。
そのダージリンに合わせるのは、酸味や苦みが少なく、フローラルな香りを持つビターチョコレート。しっかりとしたカカオテイストと一緒にダージリンの独特の香味が広がり、すっきりとした後味につながります。
ほかにも、チョコレートの楽しみ方が広がる新作が続々と。
上記11種のコレクションのほかにも、新作多数!
畑萬陶苑の畑石修嗣氏によるオリジナル伊万里焼に、カトラリーアーティストの竹俣勇壱氏が手掛けた生チョコ専用フォークを添えた「伊万里焼MAISON(マスカット)」。その他、千葉で340年もの歴史を持つ酒蔵・寺田本家の自然酒を使った「五人娘」や、江戸時代からの伝統製法で作られる福来純の本みりんを使った「MIRIN」など、日本のものづくりとのマリアージュが楽しめます。
また、2022年初登場の「アロマ生トリュフ」にも注目。パリッとしたチョコレートから、水分をたっぷり含んだショコラがあふれ出します。そのみずみずしさはまさに新体験。
さらに2022年は〈MAISON CACAO〉の姉妹ブランド「CHOCOLATEBANK」からも新コレクションが登場します。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
〈MAISON CACAO〉新作コレクション「APPLAUSE」
■2022年1月19日(木)発売
■常設店、オンラインショップ、バレンタイン催事会場等で購入可。
■公式サイト