都市で暮らす女性のための防災。 働く女性のお部屋チェック!コロナ下でも災害にも強い部屋づくり。【vol.2】マーケティング・石崎寿美香
ハナコラボ防災部メンバーの部屋づくりを、Misa先生がチェック!防災の観点から真似したいポイントや改善したほうがいいところをアドバイスします。今回お部屋を見せてくれたのは、マーケティング・石崎寿美香さんです。
お部屋を見せてくれたのは…石崎寿美香(いしざき・すみか)/マーケティング
東日本大震災で宮城にボランティアに行ったことや、神戸の観光PRを手伝った際に震災の名残を見て、防災に興味を持つように。パートナーと同棲中。
ものを増やさない生活を心がけています。
【ROOM DATA】
●広さ…53 m2
●高さ…2階
●間取り…1LDK
●人数…2人
●築年数…20年
ベッド周りや食事スペースなど生活スペースでは突っ張り棒も含め、頭より上に荷物を置かないようにしています。防災的に効果があるのかどうかわかりませんが、急な外出のときに探しものをしなくて済むように、よく使うものはできるだけ定位置管理をするように心がけています。普段からあまりものを増やさないようにしていて、いらないものはなるべく捨てているのですが、「捨てがちだけど、あったら意外と防災に役に立つもの」はありますか?
【総合評価・★★★★☆】古新聞やスカーフはあると意外と便利です
ものが少なく、すっきり収納されていてとてもよいと思います。リビングの普段から目に入る場所に、防災リュックがあるのもいいですね。あったら意外と役立つものは、ゴミ袋にセットしたら簡易トイレにもなる古新聞や、多用途に使えるスカーフなどです。
Interior advice
1.冷蔵庫の上にものを置くなら固定して。
冷蔵庫の上のトースターは、大きな揺れだと簡単に落下するので、接地面を耐震シールなどで軽く固定すると安心。
2.食器はなるべく重ねずボックスを活用。
できるだけ食器を重ねずにボックスを活用しているところが◎。これだけでも食器が割れる被害の軽減になる。
3.食器類の下には滑り止めシートを。
食器の下にキッチンペーパーを敷いているが、仕切りを活用するか滑り止め効果のある食器棚シートがおすすめ。
4.洗面台には割れる素材を置かない。
洗面台はとても滑りやすい場所なので、ドライフラワーのボトルは割れない素材にするか、吊るすなどの工夫を。
Teacher…Misa(ミサ)
地震ITSUMO講座認定講師。大阪府北部地震を機に、暮らしになじむ備えを考える。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』など。