さあ、行くわよ? きゃりーぱみゅぱみゅの 「大人なLADYになるわよコラム」第11回〜『お日様とともに生きるわよ』〜
きゃりーぱみゅぱみゅが、「大人なLADY」を目指す日々を綴る新連載。おかげさまで、早くも話題沸騰です。第11回は、部屋の光のお話。
『お日様とともに生きるわよ』
皆さまごきげんよう。朝4時くらいにやっと寝れたと思ったら、いつも早朝に愛犬のあめちゃんに叩き起こされる、きゃりーぱみゅぱみゅです。朝ごはんくれー、朝ごはんくれーとペロペロピチャピチャ舐めてくるので、私の顔は毎朝5時半にびしょびしょになります。眠いです。
私は本当に寝つきが悪くて、翌朝仕事で朝早く起きなきゃいけない日はそのプレッシャーで寝れなくなってしまうタイプです。だからせっかく寝れたのに~と思いながら、一旦起きて、あめちゃんに朝ごはんを食べさせるんですけど、普通にそれをやってしまうとまた目が覚めて寝れなくなってしまいます。
だから最近は新しい技を開発しました。半分寝た状態を保ったまま、ヌヌヌヌヌとリビングに行って、ヌヌヌヌヌヌとご飯をあげて、ヌヌヌヌヌとベッドに戻るんです。「起床」と「睡眠」の中間を絶妙に綱渡りしていくイメージです。
その間、絶対に携帯を見てはいけません。携帯開いてメッセージやニュースを見たりした途端、頭が冴えてきて「起床」になってしまいます。そこは開きたい気持ちをぐっと抑えて、というか無の気持ちのまま、ヌヌヌヌヌと眠りの世界に戻ります。
そんなわけで睡眠に関してめっちゃ神経質な私は、朝日なんて絶対に入れるまいと遮光カーテンをびっちり閉めて、何時であろうと快適に眠れる空間を作ることに腐心し続けてきました。ところが最近その考えが変わったんです。きっかけは観葉植物。それを育てるようになって、陽がいい日は植物も本当に生き生きすることがわかるようになり、そして暮らしにおける光の大切さに気づかされたんです。
今まで遮光をやりすぎた、お日様とともに生きよう。そう考えを改めた私は、カーテンをリネンに替えることにしました。麻の一種でできた生地なので朝になると光が入ってきます。それで目がぱっちりみたいな生活にシフトしようというわけです。
私はこれまでカーテン開けるまで、何時かわからないという生活を送っていました。寝ることに神経質になるあまりに、いつしか太陽と切り離された暮らしをするようになっていたんですね。そのせいで逆に早寝早起きができなくなっていたんだと気づいたので、それをカーテンから改善してみようと思ったんです。
ちなみに皆さまは、「ブレイクスタイル」というカーテンの垂らし方をご存知でしょうか? 私も今回初めて知ったんですけど、パリジェンヌとかがよくやってるスタイルみたいで、カーテンの裾を長めにとるんです。リネンは麻なのでカーテンも呼吸していて、湿度によってカーテンのサイズや丈が変わるらしく、それで裾を10~30cmほど余分に持たせてだらんとさせるんだそうです。
でもまだ私はブレイクスタイル初心者なので、ビビって5cmにしました。さすがに最初から30cmは上級者すぎるだろ~。ブレイクスタイルのいいところは、丈が長い分、冷気が中に入りづらい。だから寒暖差の大きいフランスの生活によいとされているようです。あとは裾がちょっと垂れていることで、部屋自体が垢抜けて見えます。カーテンは面積が大きいので、変えると部屋の印象がガラッと変わります。
ただ、カーテンは計算がとにかく難しいんですよね……。いざ必要な幅を採寸してみたら、頭がラリっちゃって計算ができなくて、何度も何度もやり直して丸1日かかりました。窓にぴったり合わせたサイズでもダメなんですよ。閉めたときのグニョングニョンの分も計算に入れないといけません。
まあ、ブレイクスタイルは通常のカーテンよりサイズにちょっと余裕があるので、多少のミスりは大丈夫かな……とドキドキしながら、「リネン カーテン」で検索して出てきた「オウミノアサ」という専門店に注文。色は、ちょっとベージュみたいな感じにしました。
そうそう今回私、最初はカーテンでおしゃれしたろか?って思って、ネットで特に外国の家とかいろいろ調べたんですよ。そしたら重要な発見がありました。おしゃれな人の家ってカーテンに柄を載せない。とにかく抑えた感じ。色はあってもせいぜいベージュくらい。最初、花柄にでもしてやろうかと思っていた私の野望は、それで見事に打ち砕かれました。
じゃあ、せめて小窓ひとつだけ色を変えようかな?とも思ったんですけど、やっぱりおしゃれな人はそんなことやりません。あくまでシンプルに抑えて、小物でちょっとへんてこなアクセントを出しているんですよね。
もし自分がまだ10代だったら一刻も早くカーテンをドットとかにしちゃうところでしたが、派手とかも要はバランス。全部が全部ガチャガチャしてるんじゃなくて、ちょっとそこに薄い色やパステルカラーを入れることで、より素敵なおうちになっていく。Hanako読者の皆さまも、シンプルでおしゃれなカーテンライフにしてみてはいかがでしょうか?