Hanako編集長・田島の現地リポート Hanako編集長がサロン・デュ・ショコラ・パリで、チョコレートの未来を占う!

LEARN 2018.01.20

現在発売中の特集「チョコレートの幸せいろいろ。」でも掲載されている、サロン・デュ・ショコラ・パリの最新情報。昨年秋に行われたこの「チョコの祭典」の裏話を、編集長・田島が自らレポート!

こんにちは、Hanako編集長の田島です。いよいよ今年も東京にサロン・デュ・ショコラがやってきますね。サロン・デュ・ショコラ東京といえば、スターショコラティエたちが世界中から集まる世界有数のキラキライベント。宝石のようなショコラが食べられるだけでも最高にハッピーなのに、それをつくったショコラティエと話せて、サインまでもらえちゃったりするんですから。

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|最新号のチョコ特集の付録。ぜひ切り取っていつもかばんに忍ばせてほしい!|

ちなみに今回、発売中の特集ではサロショに合わせてスターショコラティエのカードまでつくってしまいました。部員には「プロ野球カードのショコラティエ版をつくって!」とお願いして(発想の源がおやじくさい?汗)。このカードを持って、ここにサインもらってほしい!という、そんな気持ちでつくっておりますので、サロン・デュ・ショコラ東京に行かれる方は特に手に入れていただければ嬉しいです(もし会場でそんな読者の方を見かけたらお声をかけてお礼を伝えてしまうかも!)

編集長・田島、いよいよサロショ・パリ会場へ。

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|会期中、パリはめっちゃいい天気でした。まさにチョコ日和!(ん?)|

そんな世界的なチョコのお祭りの〝大元〟が、パリで行われるサロン・デュ・ショコラ。1994年から行われていて、直近の2017年は10月28日から5日間行われた、世界最大級のチョコの祭典です。私も今回、初めてパリ会場へと足を運んだのですが、会場についてまず思ったのが「これはチョコの食フェスだ!」ということ。

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|コロンビアブースより。反対側のペルーブースまで届かんばかりの躍動感よ。|

東京のそれは最先端のショコラティエたちがしのぎを削るショーケース。いわばファッションでいうパリコレみたいなもの。ですがパリは、いい意味で、普通のチョコ好きが老いも若きも楽しめる食フェス。有名ショコラティエはもちろんですが、キッズエリアでは顔をチョコまみれにした子どもたちが走り回ってるわ、世界各国からの出展エリアではダンサーが踊りまくってるわ。チョコ好き国家フランスの底力をいきなり見せつけられました。

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|みつばちといえばハッチよりマーヤ派の私としては、久々の邂逅に大興奮!|

日本発チョコレートの存在感たるや!

そんなチョコ好きフランス人からも、日本発のチョコレートは一目置いて見られる存在。中でもひときわ存在感を示していたのが、明治。巨大なブースには絶えず人が集まり、今回出展3回目にして初めて販売することとなった「明治 ザ・チョコレート」を次々に手にする姿も。

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|明治のブース前。常に黒山の人だかり。フランス人たちの心をわしづかみに。|

今回、チョコレート界で最も権威ある「CCC(Le Club des Conquers de Chocolat)から世界で唯一のデザイン賞を受賞した「明治 ザ・チョコレート」。授賞式で壇上に上がったカカオクリエイターの宇都宮洋之さんも、次々に声をかけられ大忙し!

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|自らブースの販売コーナーに立つ、カカオクリエイター宇都宮洋之さん。貴重!|

ブースでは、カカオ豆からチョコレートになるまでを実演、集まった人々からは次々に矢のような質問が。美味しいチョコの味だけを求めるのではなく、チョコそのものが大好きで、興味津々。そんなチョコ好きたちの熱意を感じた瞬間でした。

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|生カカオコーナーに群がる人々。「これがカカオだなんて信じられない!」。|

実はサロショ・パリには「L’EXPERIECE JAPON」というイベントスペースがあって、そこでは多くの日本のショコラティエやメーカー、生産者が登場し日本の洗練された味を体験できるプログラムが組まれています。

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|「PAGES」の手島竜司シェフ(左)。まさかサロショ会場で食べられるとは…|

明治はそこでも、有名シェフとタッグを組み「明治 ザ・チョコレート」を使ったコラボメニューを披露。ちなみに私が今回参加したのはミシュランの星付きレストラン「PAGES」手島竜司シェフの回。ちなみに今回の滞在中、お店の予約を取ろうと頑張っていたのですがずっと満席! だっただけに、ここで食べられてラッキーでした。鴨とチョコのマリアージュ、素晴らしかったなあ…(じゅる)。

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|鴨とチョコがね、愛し合っているんです。さすが愛の国フランス。アムール。|

気になったのは、新時代のポップスターたち。

今回のサロショ・パリは、東京ではなかなか見ることのできないショコラの数々に心躍った日々でした。数あるトピックの中で一番気になったのは、「あたらしい若手」たちの存在の面白さ。東京で登場する正統派の若手ショコラティエの研ぎ澄まされた技とプレゼンテーションとはまた違った魅力を持ち、ポップでカジュアルなチョコレートの楽しみがそこにはありました。

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|ヤン・クブルール(もちろん左)と私。おじさんも記念撮影。ごめんよヤン。|

例えば、今回のサロショのメインモニュメントも手がけたヤン・クブルール。数々のホテルでパティシエとして経験を積み、2016年に自らのパティスリーをオープン。レシピ本も大当たりし、テレビでもスターとなった彼の周りにはいつもファンの女性たちの熱い視線が。ちなみにこの2ショットを撮った時も、その後ろには撮影待ちの長い行列ができていました。「まだ?」という表情を一斉にされながら…

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|狐がシンボルのヤン・クブルール。これの巨大版が会場に。詳しくは誌面で。|

もうひとつは、そのタブレットのジャケットがいまや若手アーティストの憧れにもなっている「ル・ショコラ・デ・フランセ」。今回は2000枚以上のタブレットを使って壁画を製作。ユーモア溢れる作品で、ちょっとしたインスタ映えスポットと化していました。

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|シラク元大統領。「これ、嫁(ベルナデット夫人)のチョコ!」と叫んでます。|

オーナーは30代半ばの仲良し3人組。チョコの世界にどっぷりだったわけではない友達同士で始めたブランドだからこそ、遊び心を持ち続け、人々をわくわくさせることができるのでしょう。だって、会場でもいろいろ話したけど、本人たちが誰よりもいちばん楽しそうだったから!

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|味は5種類だけなのに、数十枚の柄違いを買い占めたくなるキャッチーさ!|

その他、まだまだ全然伝えきれていないサロショ・パリの面白さ。続きはぜひ発売中の特集「チョコレートの幸せいろいろ。」でおたのしみください。チョコへの愛情がもっともっと深まるはず!

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|メルティンなチョコレートタワーがどーん!これぞサロショ・パリの無邪気さ。|

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