ドミニク・ブシェ氏監修のレストランもニューオープン。 【京都】2021年グランドリニューアル!130周年を迎えた〈ウェスティン都ホテル京都〉の見どころをレポート。
創業から130年、京都の地で伝統と歴史を受け継ぐ代表的なラグジュアリーホテル〈ウェスティン都ホテル京都〉。新しい時代ふさわしいホテルを目指し、2018年から約3年にわたる大規模リニューアル工事を終えました。新設した天然温泉SPA「華頂」をはじめ、リニューアル後の見どころをご紹介します。
京都最大級のSPA「華頂」が誕生
大規模リニューアルでもっとも注目を集めているのが、敷地内で掘削した天然温泉を使用したスパ施設〈華頂〉です。5階、6階の2フロアからなるゆったりとした空間は、柔らかな曲線美のデザインが採用され、優雅で気品のある温浴施設に。
華頂山に続く庭園と一体となった半露天風呂、男性湯ではドライサウナ、女性湯ではスチームサウナを楽しむことができます。※スパは宿泊、会員のみ利用可能
スパフロアには、ヨーロッパで大人気のスキンケアサロン「ソティス」によるトリートメントや指圧などを体験できるエステティックサロン〈Le Jardin Sothys〉が併設。
「ソティス」は自社のルーツでもある”植物園”からインスピレーションを受けて、草木や大地の恵みを生かしたヒーリング スパ プログラムを提案しています。温浴やスパトリートメントを組み合わせることよって、身体だけでなく心も整え、よりリラックス効果を高めることができます。
客室数は499室→266室に。開放的で心地の良い空間に
客室の空間は、リニューアルのデザインコンセプト「The Queen of Elegance(クイーン オブ エレガンス)」をもとに、ホテル東館・本館ともに東山の視線をイメージした内装、インテリアによって曲線美の優雅さが表現されいています。
本館の客室は、2室を1室にすることで、平均客室面積を35平米から50平米に拡大。浴室全てに独立した洗い場付きにするなど、ゆったりくつろげる空間へと大変貌!旅の疲れを癒すことができる、広々とした浴槽もうれしいポイントです。
■客室タイプ
・ラグジュアリースイート(80平米〜)
・ジュニアスイート(50平米〜)
・デラックス平安ビュー(38平米〜)
スイートルームの宿泊者が利用できるクラブラウンジ「Westin Club」も、2019年にリニューアルオープンしました。朝食やカクテルタイムのメニューや、フリードリンクも充実しています。
こちらも同年リニューアルした、24時間いつでも利用できるフィットネススタジオ「WESTIN WORKOUT」。スイミングプール、サウナ、ジャグジーなどを完備しており、宿泊者であれば無料で利用することができます。
村野藤吾氏が手がけた数寄屋風別館〈佳水園〉
建築家・村野藤吾氏デザインによって1959年に建設、多くの人に親しまれ60周年を迎えた〈佳水園〉のリニューアルは中村拓志氏(NAP建築設計事務所代表)が担当。村野氏が設計した外観や共用部分を承継しながら、客室スペースを拡大し贅沢な間取りに変わりました。
〈佳水園〉専属の女将のおもてなしから始まり、非日常的な空間で身体や心を癒す極上ステイへと導かれます。
12ある客室は、一部屋ごとにタイプが異なりますが、どの部屋もリビングとベッドルームが分かれたゆとりある空間。木の香りが、日頃の疲れを癒してくれます。
5つのレストラン&バーで食も充実。ドミニク・ブシェ氏監修の高級フレンチ、鉄板焼きレストランが誕生
〈ウェスティン都ホテル京都〉の館内には、オールデイダイニングやティーラウンジを含めて5つのグルメスポットがあります。なかでも注目が集まるのは、星付きレストランで総料理長を務めたフランス人シェフ、ドミニク・ブシェ氏が手がける2つのレストランです。
高級フレンチレストラン〈Dominique Bouchet Kyoto 「Le RESTAURANT」〉では、シェフ監修の料理と共に、300種類のワインのなかから食事に合うペアリングをソムリエが選んでくれます。ディナーコースと土日祝日限定のランチコースがあり、特別な日に訪れたいとっておきのスポットです。
ドミニク・ブシェ氏、初の監修となる鉄板焼レストラン〈Dominique Bouchet Kyoto「Le Teppanyaki」〉では、京都産や神戸産のブランド牛をメインにした料理をいただけます。プライベート感のあるカウンターで、フレンチのエッセンスを織り交ぜた鉄板焼を楽しめます。
ファミリーで滞在するならおすすめしたいのが、オールデイダイニング〈洛空(らくう)〉。京都の食材を使った料理をライブキッチン形式のブッフェで楽しむことができます。
揚げたての天ぷらや注文を受けてから握るお寿司をいただける日本食カウンター、20種類以上のパンを焼き上げるベーカリーカウンターなど臨場感があり、何度も回りたくなるブッフェスタイルは老若男女喜ぶこと間違いなし。ワゴンサービスでまわる飲茶、ローストビーフも必食です!
さらに、ディナーの前に小腹を満たすなら、季節ごとにテーマが変わるアフタヌーンティーやこだわりの紅茶などを楽しめるティーラウンジ〈MAYFAIR〉も要チェック。
食後、ラグジュアリーホテルならではの大人な雰囲気を楽しみたいなら、ピアノの生演奏を聴きながらシャンパンやカクテルを楽しめるバー〈麓座(ろくざ)〉へ。
シャンパンラウンジではヴィンテージを含む約100種類のシャンパンが揃っており、ラグジュアリーホテルならではの優雅な時間を堪能することができます。
四季を感じる屋上庭園も見どころ
京都の街並みが一望できる、西館屋上の庭園も新設されました。曲線を生かしたデザインが特徴で、季節の花や木々に囲まれた開放的な空間は、お散歩スポットとしても魅力的です。アクティブに動けそうな朝は、ホテル裏山の華頂山でバードウォッチングや森林浴もおすすめ!
今回ご紹介した以外にもリニューアルをした館内スポットがいくつかあり、1日があっという間に過ぎてしまうほど充実したステイになりました。女子旅、家族旅行…どんなシチュエーションでもおすすめできるホテルです。ホテル周辺に豊富にある観光スポットもチェックしながら、贅沢な京都旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
〈ウェスティン都ホテル京都〉
■京都府 京都市東山区粟田口華頂町1
京都駅から無料送迎バスあり
■075-771-7111
■地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩2分
■公式HPhttps://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/index.html
※各施設の営業状況は、ホテル公式HPをご確認ください。