前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 フラワーアーティスト・前田有紀が念願のフラワーショップ〈NUR〉をオープン!オンリーワンの体験をここで。
10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、4月末に神宮前4丁目にオープンした花屋のお話です。
「いつか、神宮前でお店をやりたいな。」実は私、長く目標にしていたことがこの春叶いました。4月末に花屋を神宮前4丁目にオープンしました。
〈NUR(ヌア)〉という名前で、 ドイツ語で”only”という意味があるのですが、「たったひとつのデザインを生み出したい」「お客様にオンリーワンの体験をしてもらいたい」という意味をコンセプトに込めたフワラーショップです。
神宮前は私の事業のアトリエを構えて3年目になります。最初は大通りのハイブランドのイメージが強かったのですが、道を一本中に入ると意外と小さなブランドや面白いお店も多く、お店の人の顔が見える暖かさがある街でした。
そして、住宅街でもあるので、家族で歩いている住民の方も多く、のんびりした空気もあり、新しいモノ・コトを発信する面白さと、住まう人々のんびりさがすごく不思議なバランスで、魅力的に映りました。コロナ禍でクローズしたお店も多くて、街並みは少し変化しましたが、私たちはアトリエでの活動で愛着が生まれたこの神宮前から花屋に挑戦していきたいと思っています。
お店は、表参道ヒルズから二本裏側の通りの〈Perry House〉という一角にあります。お隣には、〈Ame blanche〉という天然石のアクセサリー屋さんや〈MY HONEY〉というはちみつ専門店があります。大きなイチゴノキやフェイジョアなどの木々が生い茂り、足元では香りのいいローズマリーが成長しています。私はこの建物に出会って、「ここならお客さんがウキウキした気持ちで足を運ぶことができる」と確信してわりとすぐに契約を結びました。お店のディレクションは、長く一緒にお花の仕事をしてきた、宮川円香ディレクターの世界観が表現されています。お花は、1輪でも世界が作れるような、空間が素敵なものになるような、こだわりのセレクトをしています。
当面の間は、金曜日、土曜日、日曜日を中心にしてオープンしていきます。今週末は母の日ということでお気に入りのお花屋さん、近くのお花屋さんにプレゼントを買いに行く方も多いのではないかと思います。もし、神宮前に用事がある方、お近くの方は、生まれたばかりの〈NUR〉をのぞいてみてくださいね。「お花を買う」その体験がたった一つの大切な思い出になるように、スタッフ一同心込めてお花を仕入れてお待ちしております。
〈NUR flower〉
■東京都渋谷区神宮前4−23-6 Perry House No.4
■金 13:00〜18:00、土日 11:00〜18:00
■Instagram:@nur__flower