憧れは、バレリーナのような美しさ。 体幹と内ももに効く!バレエの動き「パッセ」に挑戦。【バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方】
バレリーナ金子仁美さんが、ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチやトレーニングをご紹介します。第13回は、体幹と内ももに効果的なバレエのポーズ「パッセ」をレクチャーします。
みなさんこんにちは、金子仁美です。気がつけばこの連載もはや1年…お付き合い下さり本当にありがとうございます。1年を記念して、最初に登場したときと同じポーズをしてみました。
さて、今回は体幹と内ももを意識するバレエの動きをお届け。バレエでいう「パッセ」という動きなので、完成形まで3段階に分けてご説明したいと思います。間違えてやってしまうと脚が太くなってしまったり、背骨によくないので、十分に注意して挑戦してくださいね!
【ステップ1】基本のポジション「1番」
まずは基本のポジション「1番」で立ってみましょう。連載で何度かご紹介したバレエの立ち方です(復習したい人は、第9回をチェック!)。自宅にあるイスやシンクを利用してみてください。
※足首を180度開くのは難しいと思うので、ご自身が可能な範囲でトライしてみましょう。
これはダメな例。お尻が出っぱらないように気をつけましょう。また、ひざが伸びておらず、内ももが締まっていない状態もNG。脚の内側に磁石がついていると思いながら、内もも同士を引き寄せ合うことをイメージしてみてください。
【ステップ2】カラダをまっすぐキープしながら、片足を上に引き上げる。
1.先ほどの1番ポジションのまま軸足の内側のくるぶしを目がけて反対側の足を引き上げます。このとき、つま先がくるぶしに当たっても問題ありません。
2.引き上げた足のつま先がくるぶしを通り、ふくらはぎの高さまでくるようにゆっくり、さらに高いポジションまで引き上げます。軸足をしっかり地面につけながら、引き上げる足はひざを曲げるのではなく、かかとがおへそへ向かってまっすぐに上に引き上がるように意識しましょう。
3.膝まで完全に引き上げられたらた完成です。この状態でまずは10秒キープすることを目指しましょう。「お尻が痛い」と感じる方は、お腹の力が抜けているかもしれないので要注意です!常に上に引っ張られているようなイメージでやってみましょう。
片方の足がうまく引き上げられたら、反対の足もやってみましょう。片足だけだとカラダのバランスが崩れてしまうので、くれぐれもご注意くださいね。
まずは左右各10秒×2セットを目標にやってみましょう。
恒例!おまけの1枚です。
【日常のひとコマ】Hanakoのインスタライブに出演しました。
先日、人生初(!?)のインスタライブに出演しました。こちらは終了後の1枚です。素敵なスカート付きのレオタードは〈チャコット〉さんからお借りしました。連載を始めて1年ということで、これまでに紹介したエクササイズの中から2つをピックアップしてお届け。実は、緊張してひそかに震えていました(笑)。でも、Hanakoのみなさんが本当に優しくサポートしてくださり、どうにか終えることができました。緊張しましたが、楽しくできました!観てくださった皆さん、助けてくださったスタッフの方々、本当にありがとうございました。
ちなみに、この記事がアップされる頃には、私は〈東京文化会館〉で公演のゲネプロ(舞台総稽古)の真っ最中。それでは皆様もカラダにお気をつけて!またお会いしましょう。金子仁美でした。