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心地よさを全身にチャージ! 「立春は一年のスタート!大國魂神社で「節分福枡」をいただきました」/MARIKOの、神社 de デトックス!
皆さん、節分の豆まきはしましたか?神社やお寺は「節分祭」をすることでもお馴染みですよね。実は節分は一年の始まりを迎えるための重要な日でもあるんです。今回は大國魂神社を参拝し、「節分福枡(せつぶんふくます)」をいただいてきましたよ。私のお気に入りスポットとともにご紹介していきます。
そもそも節分って何?どうして豆をまくの?
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節分は本来、「季節の分かれ目」である立春・立夏・立秋・立冬の前日を意味する言葉です。立春は旧暦で新年の始まりにあたることから、特に立春前の節分を指すようになったのだとか。つまり、節分は冬から春に季節が切り替わる日で、物事が動き出す重要な一日ということですね。
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節分に行われる豆まきは邪気を祓うもの。そのルーツは平安時代の宮中行事「追儺(ついな)」にあり、大晦日の夜に疫病をもたらす鬼を魔除けの桃の弓などで追い払って災いを祓うものでした。現在のような豆まきは室町時代頃から広まったものです。
武蔵国の守り神。
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今回訪れたのは、府中市のシンボルとも言うべき〈大國魂神社〉。ご祭神の「大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)」は、人々に衣食住や医術を伝えたとされ、1900年以上の長きに渡りこの地を守ってきました。〈出雲大社〉の「大国主大神(おおくにぬしのかみ)」と同一の神様であり、厄祓いや縁結びなどのご利益で有名です。また、武蔵国内の著名な神社6社をお祀りしていることから、御神徳も幅広く、総合的に運気をアップしてくださいますよ。
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こちらが今回の主役でもある「節分福枡」。干支が描かれた枡には、福豆や「一陽来復御神札(いちようらいふくおふだ)」、お神酒、お供物がセットされています。ちなみに「一陽来復」とは冬が終わり春になること。転じて物事が良い方向に向かうことを表しており、節分の夜までにお祀りします。毎年、華やかな豆まき式が行われますが、今年はコロナの影響で福枡の頒布のみ。でもこれで完璧な豆まきができるので嬉しい限りです。お祓いをした福豆でおうちのお清め効果も倍増しそうですね。
境内の隠れたスポットをご紹介!
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度々、大國魂神社を参拝している私ですが、中でも気に入っているスポットがこちら。まずは本殿の左手奥にある〈巽(たつみ)神社〉。元々は市場の神社で、弁財天である「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)」を祀っています。小さなお社ですが自然と気持ちが落ち着くので必ずご挨拶しています。
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こちらの狛犬は人のようなユニークな顔立ちで、実はファンも多いのだとか。味のある表情は必見です!
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巽神社から本殿の裏側に回ると見えてくるのが、御神木の大銀杏です。樹齢1,000年を超える迫力に圧倒されますが、本殿を見守るように佇む姿は優しさそのもの。神社の御神木って不思議と本殿のそばに生えていることが多い気がします。周辺は不思議と静けさに包まれているので、ゆっくり散歩するのもおすすめです。
豆まきで邪気を祓おう。
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節分の次の日の立春は旧暦でいうところの一年の始まりであり、幸先の良いスタートを切るチャンスです。季節の変わり目に豆まきなどの行事を取り入れることで、自然に良い流れを身に付けることができますよ。ぜひおうち時間で取り入れてみてはいかがでしょう。