前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 初夏はビタミンカラーのお花を楽しもう。夏ならではのお花は個性派揃い!
10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、初夏に嬉しいビタミンカラーのお花たちの楽しみ方をご紹介します。
雨の日が続いていたり、気温が上がってとても暑かったり、お天気が心地よく安定しない初夏の日々ですが、みなさんはどんな風に過ごしてますか?私は雨だとわかりやすくいまひとつ調子が上がらないので、お花の仕入れでも気分がシャキッとするようなビタミンカラーのお花を手にする機会が増えてきました。
おすすめは、ひまわり、ガーベラ、エキナセア、クルクマなど。真夏に生き生きと咲くお花が出回り始めるこの季節。一際ビビットなお花に元気をもらっています。
この時期のお花をいけるときは、短くしすぎないこともおすすめ。あんまり窮屈にせずに伸び伸びと見せてあげると眺めるたびに元気がもらえて気持ちいいですよ!水は濁りやすいので、毎日お水をかえてあげることが大切です。冬や春よりもお水は少なめにして、こまめにかえてあげるといいでしょう。
そして、暑さにめっぽう強いアンスリウムも、この時期にお部屋で飾るのに心強い味方です。とても長持ち!あまり馴染みがない方も多いかもしれませんね。私も最初にアンスリウムをみたときはトロピカルなお花という印象でしたが、最近は色合いも絶妙なピンクや大きさや形もユニークなものが増えて、他のお花との相性もよく、飾る時に面白さが増しているお花です。夏ならではの個性あふれるユニークなお花を飾って、元気にこの季節を乗り切っていきましょう。
また、私の住まいのある鎌倉は、紫陽花の季節が本番を迎えています。今年は名所と言われる場所は週末はオープンしていなかったり、予約制だったりと、人が混み合わないような工夫がされているようですが、街並みの風景の中、色々な場所で、紫陽花が満開を迎えています。住んでいて知っていたつもりでも意外と気づいていなかった紫陽花の存在に驚くことも。今年はひっそりと自分のお家の近所で見所スポットを見つけるのもいいですね。