心地よさを全身にチャージ! 「新生活に向け、桜神宮で背中を押してもらおう!」/MARIKOの、神社 de デトックス!
神社検定1級を持つモデルのMARIKOさんが、今行くべきおすすめの神社と、参拝時の基本のお作法を2本立てで綴っていくこちらの連載。記念すべき第1回目は、良縁を授かるという「えんむすびの花帯」や、桜の開花時期のみいただける御朱印で注目の〈桜神宮〉へと行ってきました。
Hanako読者の皆さん、はじめまして!
何となくモヤモヤする、スッキリしたい…皆さんはそんな時どうしますか?世の中に方法は数あれど、私の一番のおすすめは神社に参拝すること!実は参拝って身も心も綺麗にしてくれる最高のデトックスだと思うのです。
改めまして、この度、神社連載を始めさせていただくことになりましたMARIKOです。普段はモデルのお仕事をしていますが、数年前に読んでいた宮大工さんの本…に挟まれていた「神社検定」のチラシを機に、勉強をスタート!1級を取得しました。この連載では、わざわざ足を運びたいおすすめの神社と、意外と知らない参拝時の基本のお作法をお届けしながら、神社の奥深さや面白さを伝えていければと思っています。このコラムを読んでくださった人に、少しでも神社が身近なものへと感じてもらえますように…!
今回訪れたのは?
4月といえば…そう、お花見!古く、農民は、「田の神様が宿る木」と信じられた桜の下で豊作を祈願し、お供えをして神様をもてなしたそうです。何だか今の私たちのお花見スタイルに通じるものがありますね。今回は、そんな桜のパワーがたっぷりといただける〈桜神宮〉をご紹介します。
世田谷区桜新町に鎮座し、「世田谷のお伊勢さん」として親しまれてきた〈桜神宮〉。釜の中に米を入れて炊き、神言と手印を行う「釜鳴り」や、炭火の上を素足で渡る「火渡り」などの神事に加え、すべての厄を祓い清めるご祈祷「大中臣 八方清メ(おおなかとみ はっぽうきよめ)」を全国で唯一行う、古式神道の神社です。
神社への拝礼作法は「二拝二拍手一拝」が一般的ですが、〈桜神宮〉では「二拝四拍手一拝」とされています。これは〈桜神宮〉に祀られている「天津神(あまつかみ)」への最敬礼が、「四拝八拍手一拝」であることから。「天津神」とは「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」などがいらっしゃる高天原(たかまのはら)の神々で、〈桜神宮〉では通常、その半分の数での拝礼作法が取り入れられています。
桜色の花帯に、願いを込めて。
本殿左手の河津桜をより華やかにしているのが、枝に結ばれた桜色の花帯。「えんむすびの花帯」といわれ、祈願をした花帯を結ぶことで、良縁のご利益があるといわれています。
ちなみに、おみくじなどの授与品を木に結ぶという行為には「神様とのご縁を結ぶ」という願いが込められているのだとか。早速、私も花帯に願いごとを書いて結んでみました。
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をはじめ、万物の「結び」の働きを司る「造化の三神」や、縁結びのご利益で知られる「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」と「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」など、全21柱の神様がお祀りされている〈桜神宮〉。きっと、恋愛のみならず仕事や人間関係、受験などさまざまな場面で良縁を授けてくださいますよ。
桜の開花に合わせた、限定の御朱印も。
立春から4月末まで、桜の開花時期にのみいただける特別な御朱印がこちら。月ごとにデザインも変わるため、毎月通う方も多いのだとか。3月のデザインは、メジロが桜にちょこんととまっていて、とても可愛い…!海外の方にも人気なのも頷けます。
ちなみに、御朱印などの授与品は参拝をして神様へのご挨拶を済ませてからいただくのが神社での礼儀です。御朱印はいわば、神様とのご縁の証。スタンプラリーとは違うので、丁寧に大切に扱いましょう。
桜神宮で、気持ちのいい新生活のスタートを!
境内では河津桜が満開!ソメイヨシノや枝垂れ桜も次々に咲くのだそう。春に一斉に咲く桜は、生命力に満ちていて生きる楽しさを伝えてくれているようですね。新生活で背中を押してもらいたい時は、桜神宮でご縁のサポートをお願いしてみてはいかがでしょうか?