ハナコラボ日記/本山順子の「東京さんぽ道」第1回 きっかけは気になる看板。
住み慣れた街でも初めて見つけた小道には、ついつい吸い込まれてしまう…そんな本山順子がお届けする「東京さんぽ道」。第一回目は、いつものように吸い込まれて入った小道の先で見つけた喫茶店。今ではすっかり私にとって、なくてはならない憩いの場所となった喫茶店をご紹介!
今日は原宿の知らない小道を見つけてみたいなっと思い立ち、原宿散歩を決行したのはもう何年前だっただろう…。
その日もひとしきりいろんな小道に入り「ちょっと一息つきたいかも」なんて思っていた矢先に目に入ったこの看板。
「おいしい珈琲とチーズケーキ」
こんな看板を見つけてしまったら何を迷うことがありましょう!私の足はすでに矢印が指し示す方へ、くるりと向きを変え歩き出していました。
一本道を入ってみると、あら不思議。ここは原宿なのかしら?と思ってしまうような穏やかな雰囲気。
ほどなくして目の前には緑に覆われた外観が目を引く「カフェ・アンセーニュ・ダングル」
看板の横の赤いポットがとても可愛らしい♪
半地下への階段をトントンとくだり、まるで隠れ家のような店内に入ると
明るさをグッとおさえた落ち着いた照明、心地よく優しいBGM、薔薇を飾ったグラス。
……!
これは間違い無く通ってしまう喫茶店になりそう!こんなに落ち着ける喫茶店が原宿にあったなんて…。
早速、看板にあったチーズケーキと、喫茶店に訪れたら決まって注文するカプチーノを。
美しい焼き色のついた自家製のチーズケーキ。フォークを入れると「シュッ」と聞こえるくらい軽やか。
しっとりと優しい味。
自然と表情がほころんでしまう!
可憐なコーヒーカップ、生クリームの上にぱらりとふられたシナモンとオレンジピールがのったカプチーノ。ふわりと甘いカプチーノにさらに気持ちがほぐれていく…。
ホッと一息つきながら。その日に撮ったお散歩写真を眺めるのも楽しみの一つ。
ふらりと立ち寄った喫茶店が今ではなくてはならいかけがえのない場所に。
友達や姉妹で訪れてまったりとお話をしたり、時には一人でゆっくり読書しながらカプチーノを。
実はHanako本誌で連載中のコラムはいつもこちらで書かせてもらっているのです♪(本当にいつもお世話になっております!)
いつも変わらず、そっと笑顔で迎えてくれる
あたたかいご主人と店員のみなさん。そこへ訪れると、ほっこり自然と笑顔になれる。
こういう素敵な”場所”や”人”との出会いがあるからこそお散歩はやめられない!
さて、次はどこの街へお散歩に行こうかな♪
太陽が眩しいこの季節ならではの憩いの場をみなさんも探してみてくださーい!
〈アンセーニュダングル 原宿店〉
■東京都渋谷区千駄ヶ谷3-61-11 第二駒信ビル B1F
■03-3405-4482
■10:00~23:00
■不定休