憧れは、バレリーナのような美しさ。 『白鳥の湖』の踊りで肩と首のコリを解消!【バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方】
バレリーナ金子仁美さんの新連載がスタート!ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチをご紹介します。第1回はクラシック・バレエの代表的作品『白鳥の湖』の踊りでできる、肩と首のコリを解消するバレエストレッチをご紹介します。
はじめまして、金子仁美(かねこひとみ)です!
〈東京バレエ団〉所属10年目、ソリストの金子仁美です。群馬県出身のAB型、好きな食べ物はシュークリームとカレーライス、趣味はピアスなどのアクセサリーを作ること。最近は昨年買ったウクレレが上手に弾けるようになったので、新たな趣味にしたい…と思っています(笑)。
【今月のバレエストレッチ】『白鳥の湖』の踊りで肩と首のコリを解消!
クラシック・バレエの代表的作品『白鳥の湖』。実はこちらの作品で使われる手の動きは肩甲骨が動くため、肩コリ、首コリ解消の効果があるんです!ちなみに、ストレッチは毎日適度に行うのが効果的だと思います。朝、目が覚めたときに陽の光を感じながらやると気持ちいいかな、と。でも、やりすぎないように気をつけてくださいね。
1.お腹を上に引き上げ、息を吸いながら背中から腕を大きく広げて真上まで持ち上げて手首を合わせます。この時、手と一緒に頭も上に行くとなお良しです!
2.腕を下ろすときは、息を吐きながら肩甲骨と肩甲骨の間が狭くならないように意識しながら下ろします。
「上げる時も下げる時も初めの動きは肘から!」がポイントです。これを意識する事で、二の腕の引き締め効果もあります。肩で動かそうとすると逆に痛めてしまう事もあるので、無理に力が入らないように気を付けてくださいね!肩甲骨は背中にもある事を忘れずに!
【日常のひとコマ】出演した舞台の裏話と大好きなカレー屋。
こちらは直近の舞台『ラ・シルフィード』終演後の写真。私は2幕のソリストと1幕のソリストを日替わりで踊りました。この作品はスコットランドを舞台にした、妖精と人間の男性の悲しい恋の物語。『ラ・シルフィード』は現在残っているクラシック・バレエの中では最も古い時代の作品なのですが、宙乗りがあったり、妖精を表現するためにダンサーが一瞬で舞台から消える仕掛けがあったり、マジックみたいな場面がたくさんあるんですよ!
この写真は、コール・ド・バレエ(群舞)のダンサーたちと。〈東京バレエ団〉はコール・ド・バレエがピタリとそろっているという、完成度の高さが大きな特徴(自分で言うのは恥ずかしいですが汗)と言われています。実は、『ラ・シルフィード』は古い時代の作品なので、『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』のコール・ドとは動きが違うのです。上半身の角度や重心の置き方が特に難しいのですが、本番の舞台でみんなで“そろった”と手ごたえを感じる瞬間、お客さまから拍手をいただくカーテンコールは毎回泣いちゃいそうになります。
私は食べることも大好きなので、お気に入りのお店のお料理も紹介します!これは大好きなカレー屋さんのチキンカレー(笑)。戸越にある〈ストン〉というカレー屋さんです!
以上、金子仁美でした!みなさんに楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!