1181号『LOCKER ROOM』はみだしレポート 【陸上/走高跳・戸邉直人選手】高跳び選手の特徴は…マイペースな人が多い!?

LEARN 2020.02.17

Hanako本誌の人気連載「LOCKER ROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタをご紹介。今回は1181号から、陸上/走高跳の戸邉直人選手。

陸上/走高跳・戸邉直人選手

身長194cm。日本人選手としては恵まれた体格を持ち、昨年、13年ぶりに走高跳の日本記録を更新した戸邉直人選手。鍛えられた体に無駄な脂肪は一切なし。聞けば体脂肪は驚異の3%!以前、『LOCKER ROOM』に登場していただいた走幅跳の橋岡優輝選手も体脂肪3%だったが、「ジャンプ種目はできるだけ脂肪をなくして、軽量化して跳ぶ。そこは共通点かもしれませんね」と話す。

本誌でも紹介したが、戸邉選手は筑波大学の大学院で走高跳の研究に励み、博士号を取得したインテリジャンパー。跳躍の動作や技術を研究し、記録も13cmアップ!走高跳と誰よりも深く向き合い、思考を止めないことで、成長を続けてきた。“物事を深く追求する”のは小さい頃からのようで、「学校の調べ学習とか好きでしたね。自分の気になるテーマについて、自分のペースでじっくり調べるのは楽しかったです」

自分のペースでコツコツ続けるマイペースな性格で、「基本的に高跳び選手はマイペースな人が多いと思います」と分析する戸邉選手。それは競技特性も大きく関係しているよう。「競技時間が長いので、集中の切り替えが大事ですし、高跳びの助走はトラックからスタートしますが、他のトラック種目をやっているときもあり、走ってくる選手がいれば待たなければいけない。その中でも自分のペースを崩さないようにすることが重要なんですよね」これからも周りに左右されず、自分流を貫く。誰よりも高く跳ぶために!

走高跳の魅力について真剣に語ってくれた戸邉選手。熱い思いが伝わってくる。
走高跳の魅力について真剣に語ってくれた戸邉選手。熱い思いが伝わってくる。

Birthday 1992/3/31
Blood type O
Height 194cm
Birthplace CHIBA

とべ・なおと/小学5年生で走高跳を始める。筑波大学入学後、2010年の世界ジュニアでは銅メダルを獲得。2011年、日本選手権で初優勝し、2015年、2019年にも優勝を飾る。昨年2月のドイツの大会では2m35を跳び、13年ぶりに日本記録を更新。

(photo:Yasunori Yamamoto text&edit:Naoko Sekikawa)

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