本山順子の迷子のお守り〜お寺と神社、お散歩アラカルト〜 狛犬ではなく神猿さん!赤坂〈日枝神社〉で、今年一年のご利益を祈る。

LEARN 2020.02.01

モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第42回目は赤坂を街詣で。前回訪れた〈神田明神〉は〈江戸城〉の表鬼門を、〈日枝神社〉は裏鬼門を守っているということを知り、早速訪れたくなりやってきました!結界なんて聞いてしまうと、都市伝説好きの心が疼いてしまいます(笑)。それでは早速!詣でましょ〜う!

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東京メトロ赤坂駅から徒歩5分、外堀通りのそばにある白いおっきな鳥居!赤坂近辺に訪れたことがある人の多くは、目にしたことがあるのではないでしょうか。

ちなみに〈日枝神社〉は結構な高台にあるのですが、裏参道(山王橋)から入るとエスカレーターが完備されているんです!階段を登ってゼィゼィ…なんて息を切らすことなく境内まで到着できちゃいます。

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エスカレーターを登り、右手にくるりと回ると立派な神門が見えてきます。なんとも艶やかですね〜!

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よく見てみると♡マークが。正式には「猪の目」と呼ばれていて、魔除けの意味があるのだとか。確か〈明治神宮〉にもありましたよね!見つけるとなんだか嬉しくなります!

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社殿に到着!高台にあるため、空が広々と清々しい!そうそう、〈日枝神社〉の社殿は他の神社と大きく違うところがあります。どこでしょう…?

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そう、いつもなら狛犬が鎮座しているところにお猿さんが!社殿向かって左手の赤ちゃんを抱きかかえたメスの神猿像には、「子宝・安産・縁(猿=えん)結び」を祈願する女性、右手のオスの神猿像には「商売繁盛」「社運隆昌」を祈願するスーツ姿の男性が多い印象でした。

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拝殿向かって右側の通路を抜けると〈日枝神社〉の末社があり、向かって右側に〈猿田彦神社〉〈八坂神社〉、左側に〈山王稲荷神社〉が並んでいます。特に〈猿田彦神社〉には年始のこの時期に是非訪れていただきたい!その理由は…

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〈猿田彦神社〉に祀られている猿田彦神は、「古事記」にも出てくる重要な神様で、「みちびきの神、みちひらきの神」として物事をいい方向へと導く神様ともいわれているから。なので年の初めのこの時期、いい一年のスタートを切りたい!これから進む人生のヒントを授かりたい!そんな方におすすめの神社なのです。

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左側の〈山王稲荷神社〉には、この土地に元から地主神として倉稲魂命が祀られており、こちらの地主神にきちんとご挨拶をすることも一つの大きなポイント。おいなりさんの御眷属(お使い)である狐さんもとっても可愛いですね〜!

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絵馬はなんと鳥居の形!小さな鳥居が並んでいる様子はちょっと物珍しくて、こちらもなんだか可愛らしい!他にもたくさんの種類の絵馬があり、〈日枝神社〉の象徴でもあるお猿さんの絵柄もありました。

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そして、西参道に続く稲荷参道の千本鳥居。陽の光が差し込み、なんとも神秘的な光景に思わずうっとり。稲荷参道を抜けるとちょっと珍しい立派な黒色の鳥居がありました。入り口が3つもあるんだ!って思っていたのですが、見つけられなかった4つ目があるのだそう。どこだったんだろう!

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お参りを終え、神門を潜ろうとすると…いつもは矢大臣、左大臣が奉安されているところに神猿(まさる)さんを発見!〈日枝神社〉を夫婦一対で見守られている様子になんだか微笑ましい気持ちになりました。

江戸から東京へと時代を超え、裏鬼門を守ってきた〈日枝神社〉。そこは清々しい境内と可愛らしい“まさるさん”が、都会の喧騒から解き放ってくれる素晴らしい神社でした。”江戸郷の総氏神”と謳われた趣と風格に身が引き締まり、いい一年のスタートが切れそうです。それでは皆様もいいお参りを〜!

■前回の「日本屈指のパワースポット〈神田明神〉へ。お詣りの際に寄りたいグルメスポットも。」こちらから!

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