前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第53回~ 冬の京都で見つけた幸せな時間。子どもと巡る京都旅へ。
10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第53回は冬の京都を訪れた時のお話です。
先日京都を家族で訪れました。京都は、街中でも美しい自然の草花に出会うことができて、
新しいフラワーアイデアにあふれてる場所。いつ訪れてもインプットのできる大好きな町です。
(Hanakoの本誌「ひみつの京都」「京都の、ほんと」もいつも読み込んでます。)
今回はたまたま京都を訪れていた友人家族に会いに行ったりと、遠出はせず市内で宿泊してのんびり過ごしました。友人家族と訪れたのは京都市東山にある〈智積院〉。
大きな門をくぐって中に入ると、とにかく広い!そして綺麗に整備されているので、天気のいい日に家族で訪れるのにとてもちょうどよい場所でした。息子達はひたすらに走ってました。いまは紅葉も終わりましたが、ピークのときには紅葉や紫陽花や桔梗など、四季折々のお花が楽しめるそう。
また、同じく東山にある〈建仁寺〉も訪れました。こちらは教科書にも載っている俵屋宗達の「風神雷神図」が見られるところで、たくさんの観光客で賑わっていました。
中庭では紅葉の名残りの楓や山茶花がまだまだ美しかったです。大きな縁側では、枯山水の庭が一望できます。陽の光が暖かくて心地よく、時間を忘れて家族でぼーっと過ごしました。
そして、また友人家族に会いに京田辺市にも。農家さんを営んでいる友人の自宅には大きな柚子の木があって、みんなで柚子を取りにいきました。
帰ってからお風呂に浮かべて楽しかった思い出を思い浮かべて過ごしています。
さて今年もあとわずか。2019年は、みなさんはどんな1年でしたか。私は子育てと起業のはざまで奮闘してめまぐるしく駆け抜けた1年でしたが、このコラムでは、ゆるゆるとお花のアイデアや花にまつわるいろんな花を綴ってきて、すごく楽しい時間でした。仕事のことはほんのちょっとで、家族で訪れた旅先で出会った草花の思い出が詰まっています。
来年は、仕事もプライベートも、もっともっと力を抜いて、全体的にゆるゆるしたいなぁと思っているので、このコラムでも、のんびり楽しく読めるようなトピックスを綴りたいです。どうか良い年末年始をお過ごし下さい!
■前回の記事「お正月は「松」をおしゃれに飾ろう!シンプルでかわいい「松」の楽しみ方。」はコチラから
■連載「前田有紀の『週末・気分転〈花〉』」