建築家・隈研吾氏と〈オテル・ドゥ・ミクニ〉三國清三氏プロデュースというニュースな新店! 隈研吾氏・三國シェフが手がけるレストラン〈ミクニ伊豆高原〉がオープン!
10月5日(土)、静岡県伊東市の伊豆急行線伊豆高原駅前に〈オテル・ドゥ・ミクニ〉オーナーシェフの三國清三氏がプロデュースし、建築家・隈研吾氏が設計を手掛けたレストラン〈ミクニ伊豆高原〉がオープン。今回一足先に、お店に訪れてランチコースをいただいてみましたのでその魅力をご紹介いたします!
レストランは建築家・隈研吾氏が設計。
伊豆高原駅の目の前、歩いてすぐの場所にオープンした〈ミクニ伊豆高原〉。レストランの設計は、新国立競技場を手がけていることで話題の建築家・隈研吾氏が担当し、印象的な木組みの構造体がシンプルながら力強い空間を演出しています。
豊かな自然に囲まれた小高い場所に建てられた〈ミクニ伊豆高原〉は、建物外周がガラス面に。
テラス席、室内席ともに雄大な相模湾の眺望を楽しむことができます。
ひときわ目をひく天井の木組みは、日本ではなかなか手に入らないという最高級のアラスカヒノキを使用。木目が美しく、強度も高く、お店に近づいただけでヒノキの匂いが漂うほど香りが強いのが特徴です。
ちなみにレストランのロゴも隈研吾氏の印象的な木組みと、三國シェフの頭文字「M」をモチーフとしてつくられたのだそうです。
室内席もガラス張りになっているので、大パノラマで伊豆の絶景を堪能することが可能。和紙で囲まれた洗練された雰囲気の個室もあるので、デートや会食にもうってつけです。
三國シェフプロデュースの地中海料理はランチコース5,000円〜!
料理は〈オテル・ドゥ・ミクニ〉オーナーシェフ・三國清三氏がプロデュースし、ミクニでシェフを務めた佐々木章太氏が料理長に就任。新鮮な魚介類や伊豆の肥沃な土壌と太陽をたっぷり浴びて育った採れたて野菜など、こだわりの食材を使い、丁寧に美しく仕上げられた地中海料理を味わうことができます。
コースは全3種類。近隣漁港で水揚げされた魚介のうま味が溶け込んだブイヤベースや、伊豆の大地で育った天城軍鶏の胸肉をじっくり焼き上げ香ばしく仕上げたロティなど、地域の食材を豊富に使用したメニューを楽しむことができます。今回は全4品で5,000円のランチコース「海の輝き」をいただきました!
アミューズは季節に合わせて旬の魚を使用する「相模湾 小魚のフリチュール」。こちらはこのまま手づかみでいただきます。
サックサクで軽い衣にふっくらとした食感を残した小魚が、アペリティフとしていただいたロゼスパークリングワインにもぴったりでした。
続く前菜は、フランス流ソーセージのブーダン。静岡県産ふじのくにいきいきポークと豚足に、フランス産のフォアグラ、伊豆産キノコを合わせてブーダンに仕立て、伊豆高原温泉そだち野菜のメスクランと呼ばれるサラダを合わせています。
ブーダンは皮が柔らかくフォアグラを合わせていることで濃厚で香り高さを感じる味わいで、赤ワインが進んでしまいそうなおいしさでした……!
メイン料理「相模湾鮮魚のポワレ」。この日はカサゴを使用しており身を開いて骨を取り除き、詰め物をしてベーコンで巻き、一匹丸ごと仕上げたインパクト抜群な魚料理になっていました。身がふっくらホロホロで、ベーコンと一緒に食べてみたり、伊東産わさび菜とオリーブオイルで仕上げた「ピストー」というソースを合わせてみたり、味の変化が楽しめるのも面白かったです。
魚の下に敷かれているパスタは、西伊豆産塩かつおと自家製タリオリーニのペペロンチーノ。トマトの酸味とほのかに感じるかつおのうま味、コクのあるソースと細めのタリオリーニが絶品でした。
デザートは「伊豆産くき茶のジュレと静岡県産柑橘類のほろ苦いぐり茶のソルベ」。バニラアイスにも思える白いソルベはしっかりとぐり茶の味わいがしていて、くき茶のジュレと合わさることで甘みの中に爽やかさも感じられるという繊細さ。季節の柑橘類のコンポートと合わせることで、食後でもさっぱりといただくことができました。
食後のコーヒーとともにオリーブのチュールという焼き菓子も登場。緑に囲まれ、窓の向こうには大海原も広がるという最高のロケーションで極上の料理をいただき、至福のランチタイムを過ごすことができました。
隈研吾氏と三國シェフというビッグネームのお二人が手を取り合い、伊豆の魅力をふんだんに盛り込んで作り上げた〈ミクニ伊豆高原〉。正直このお二人が手がけているお店のランチコースが5,000円〜でいただけることに驚きです。
伊豆高原なら品川から特急列車に乗れば約1時間半とアクセスも良好。予約が殺到する前に、足を運んでみてはいかがでしょうか?
〈ミクニ伊豆高原〉
■静岡県伊東市八幡野1172-2
■0557-54-3920
■11:00〜20:00(19:00LO)
■不定休
■公式サイト