3泊4日のクルーズが36,800円〜!金沢から境港、韓国釜山と福岡へ。 気軽にクルーズ船の旅が楽しめる〈コスタネオロマンチカ〉乗船記。-後編-
一度はしてみたい、クルーズ船の旅。そんな憧れの船旅も、実はお手頃価格で気軽に楽しめるのはご存知ですか?今回はイタリア客船〈コスタクルーズ〉の日本発着船〈コスタネオロマンチカ〉に金沢から乗船し、鳥取県の境港、韓国・釜山経由で福岡へ。後編では2日目以降のクルーズ船での様子をご紹介!1日目の様子を書いた前編の記事はこちらをご覧ください。
イタリア客船の日本発着船〈コスタネオロマンチカ〉とは?
1854年にイタリアで創業したヨーロッパ最大のクルーズ会社、〈コスタクルーズ〉。この〈コスタクルーズ〉が所有するワンランク上の客船「ネオコレクション」シリーズの一つが〈コスタネオロマンチカ〉です。
総トン数57,150トン、最大乗客定員数1,800人、全長220.6m、全幅30.8m、乗組員622人。東京タワーを横に倒した長さと同じくらいの全長という、とんでもなく大きなクルーズ船です。
クルーズ代は宿泊費、食事代、ショー、プールや体験イベントなどオールインクルーシブ!
船内には、6つのレストランと6つのバー&ラウンジ、4,400 m2 という広大なスパエリア、プールやカジノなどを完備。まるでモダンなホテルに滞在しているかのような空間が船内に広がります。
〈コスタネオロマンチカ〉の魅力は何と言っても、お手頃価格で気軽にクルーズ船の旅が楽しめること。移動費や宿泊費、フルコースディナーなどの食事に日替わりのショーやパーティー、プールやジャグジーに、体験イベントやルームサービスの朝食など、全てクルーズ代金に含まれたオールインクルーシブスタイルです。
12月25日まではmy first costa割を実施しており、沖縄アイランドホッピングも楽しめる3泊4日のクルーズが36,800円〜などリーズナブル。また大人二人と同室の13歳未満の子ども2人までクルーズ代金無料、大人一人と13歳未満の子ども一人なら子ども料金無料になるなど、家族旅行にも優しい価格設定なんです。
オーシャンビューの絶景!ブッフェレストラン〈ジャルディーノ〉で朝食。
2日目の朝食はデッキ10階にあるブッフェレストラン〈ジャルディーノ〉へ。
イタリア語で「庭」という意味をもつ〈ジャルディーノ〉は、店内に緑があしらわれ明るくリラックスした雰囲気です。
料理はイタリアンに限らず、世界各国のあらゆる料理がラインナップ。おかゆやお味噌汁などもあったので、日本の味が恋しくなった際も安心です。
〈ジャルディーノ〉は船の後方に位置するため、三面ガラス張りの先に海が広がるオーシャンビューのロケーションが魅力。起き抜けに大海原を眺めながらのモーニングは格別でした。
ちなみに朝食はこのほか、メインレストラン〈ボッティチェリ〉でのフルコース、自分の客室でのルームサービスも追加料金なしで可能!前夜にリクエストフォームを記入してドアの外に下げておけば、希望の時間にパンやコーンフレークなどの朝食をお部屋まで届けてくれるそう。客室で海を眺めながらの朝食はコスタクルーズの素敵な朝の始め方の一つかもしれません。
屋上デッキにあるプールでのんびり。
2日目の朝には鳥取県の境港に到着していたので、観光することもできたのですが、私は船内の施設を遊び尽くしたかったのでこの日は船の中で過ごすことにしました。寄港地では必ず下船しなくてはいけない訳ではないので、体調や天候に合わせてプランを立てましょう。
朝食を済ませたら、11階メインデッキにあるスイミングプール〈サントロペプール〉へ。
屋上部分にあるプールは眺望も抜群で、開放感にあふれていました。
こちらにはタオルのほか、子ども用のライフベストも用意されていたので、お子様連れでも安心して利用できそうです。
プールで軽く泳いだり、プールサイドのチェアに横たわってのんびりしたり、想い想いの時間を過ごせます。
プールの横にはオリジナルカクテルも揃えたバーカウンターも。せっかくなのでお好みのドリンクやアルコール片手に、プールサイドで寛ぐのもいいかもしれませんね。
〈サントロペプール〉の後方には、18歳以上の大人専用屋外プール〈モンテカルロプール〉もあります。こちらは夫婦やカップル、友人同士落ち着いてくつろぎたい時におすすめです。
ちなみに入場料15ドルを払うと、デッキチェアが置かれたジャグジー〈リドバーモンテカルロ〉を利用することもできます。
ちなみに昼間の時間帯、夜間にショーを開催しているステージなど各所でさまざまなプログラムを開催。クイズや卓球大会、ラテンダンサーによるダンスレッスンなど、気になるプログラムを事前に「TODAY」でチェックして、その日の予定を立てるのがおすすめです。
ランチ後、午後はスパやチョコレートラウンジでのんびり。
ランチはフルコースが味わえる〈ボッティチェリレストラン〉へ。食事の際はドリンクも飲み放題ということで、真昼間からビールで乾杯してしまいました。これも旅の〈コスタネオロマンチカ〉ならではの贅沢。
ランチ後は、のんびりスパタイム。
船内にある〈サムサラスパ〉では、フェイシャルやホットストーンマッサージ、英国発祥のスパブランド、エレミスのスパトリートメント(クルーズ代金外。値段はメニューにより異なります)を受けられます。カップルマッサージルームにはジャグジーやスチームサウナも併設されているので、カップルや友人同士での利用もよさそう。
午後のティータイムには、ヨーロッパの街角にあるような小粋な〈コーヒー&チョコレートラウンジ〉でスイーツを味わうのもおすすめ。
甘いホットチョコレートのほか、香り高いエスプレッソやカプチーノ、フルーツに溶かしたチョコレートをかけて作るチョコレートファウンテン(メニューは別途料金)などのチョコレート菓子を味わうことができます。
また可愛らしいカートではイタリアンジェラート(メニューは別途料金)も販売。小腹が空いた時にもいいですね。
小腹が空いたら〈グリルカプリ〉へ。モーニングやランチ、ディナーの時間帯以外に、サラダやサンドイッチなど軽食がバイキングスタイルで用意されていて、誰でも無料で利用することができます。
ちなみに夜間にも小腹が空いた人用にお夜食が用意されているそう。クルーズ船に乗っていれば一日中食べ物には困らないなんて、ありがたい限りです。
ワインバーやグランドバーで昼から乾杯。
お酒好きなら昼から優雅にワインを嗜むのもあり。
有料の〈ヴェローナ ワイン&チーズバー〉には、20種類のワインをグラス1杯から楽しめる自動販売機があるので、お好きなワインを気軽にテイスティングできちゃいます。
バーの中央にはチーズ室もありイタリア、フランスなどヨーロッパ各地のチーズがラインナップ。ワインテイスティングのイベントも開催しており、ソムリエおすすめのワインとともにチーズの盛り合わせをリーズナブルに味わえます。
ショーやイベント時にお酒を楽しめる〈グランドバー〉も昼間から営業。こちらではコスタオリジナルのカクテルも用意されています。
ショータイムではなくともお酒を注文(別途料金)することができるので、昼からお酒を飲みたい人におすすめです。
船内には他にもドリンクを楽しめるバーカウンターやレストランがたくさんあるほか、船内のレストラン・バーでドリンクが飲み放題になるプランも複数展開。お酒好きな人はオプションで飲み放題プランを追加するのがいいかもしれませんね。
カクテルパーティーやバーレスクなど夜はイベント盛りだくさん!
私たちが乗船した2日目の夜は、19時から船長主催のカクテルパーティーが開催。この日のドレスコードは「ガラ(フォーマル)」ということで、艶やかな装いのゲストで会場はあふれていました。
カクテルパーティーでは参加者みんなにスパークリングワインなどのドリンクと、フィンガーフードが振舞われました。
船長は幼少期からクルーズ船に携わる仕事に憧れていたこと、今その夢が叶って幸せなことなどをお話しされたのち、クルーズの旅を支えるクルーを紹介。その後クルーたちとゲストによるダンスタイムと抽選によるプレゼントタイムが行われ、この日一番の盛り上がりを見せていました。
フルコースディナーが味わえる〈ボッティチェリレストラン〉で、日替わりのディナーを堪能したら、21:30ごろ再びショースペースの〈Grand Bar Pizza Italia〉へ移動してみました。
するとこの日は誰でも楽しめるブッフェコーナーが登場しているではありませんか!「COSTA NEO ROMANTICA」の文字がデザインされたカラフルなケーキやキュートなスイーツ、揚げ物やサンドイッチなどの軽食がずらり。フルコースディナーを楽しんだ後でお腹がいっぱいだった私ですが、ついつい手を伸ばしてしまいました。
こういう華やかな体験がいくつも楽しめる、というのは嬉しい限りです。
その後個人的に楽しみにしていたバーレスクを見に〈Cabaret Vienna〉という会場に移動。セクシーなダンスに美しく響き渡る歌声に観客はみな酔いしれているようでした。
バーレスクなどのナイトショーは普通に鑑賞しようと思うと高額な料金がかかってしまいますが、こういったナイトショーもクルーズ代金に込み。良心的なプランに感謝です。
その後もダンスパーティーやオペラの演奏会、ディスコなど夜のプログラムが行われ、2日目の夜もふけていきました。
翌朝、韓国釜山に!移動も楽チン&元気いっぱい観光を楽しめるのはクルーズ船ならでは。
2日目の夕方に鳥取県の境港を出発し、翌朝9時には韓国の釜山に到着。ゆっくり自室で寝ている間に寄港地まで連れて行ってくれるので、到着後元気いっぱい観光できるのはクルーズ船の魅力でしょう。しかもホテルにチェックインしたり、荷物を預ける手間もないので楽チン!
寄港地ではオプショナルツアーに申し込んで参加することもできますが、私は自由行動で気ままに釜山を散策してみました。
市場を歩いてみたり、名物グルメを味わってみたり、フォトジェニックなスポットに行ってみたり。釜山はバスや地下鉄などで観光名所を巡れてしまうコンパクトな街なので、日帰りでも十分楽しめました。
夕方18時ごろ再びクルーズ船に乗船し、福岡に向け出港。甲板から美しい夜景を眺めつつ、釜山にお別れを告げるこのひと時も贅沢なものでした。
最後の夜も盛りだくさんな船内のプログラムを堪能したら、翌朝9時ごろには福岡港に到着し下船。最後まで飽きることのない、至れり尽くせりなクルーズ船の旅でした。
思った以上にお手頃価格で気軽に楽しめる〈コスタネオロマンチカ〉の旅。2019年の日本発着船は終了してしまいましたが、2020年はちょうどいま予約受付中。予約が埋まる前に&お手頃価格な今のうちにチェックしてみてはいかがでしょうか?
〈コスタネオロマンチカ〉
■公式サイト
1日目の様子を書いた前編の記事はこちらをご覧ください。