風情溢れる寛ぎの宿?現代アートのスタイリッシュホテル? 極上体験が叶う!京都旅行は、注目のホテル・宿でおこもりステイを。
進化を続ける京都のホテルシーンに新たに登場したのは、アートワークやデザインがモダンに洗練された2つのホテル。ビギナーもリピーターも定宿にしたくなる、その理由は?
〈Luxury hotel SOWAKA〉どこにも出ないでお籠りしたくなる寛ぎの宿。
100年の歴史を刻む元老舗料亭跡、と聞いても臆するなかれ。のれんをくぐり、一歩足を踏み出せば、そこに広がるのはホッと落ち着く温もりある和の空間。
昨秋の本館オープンに続き、この春、新館12室とレストラン〈ラ・ボンバンス 祇園〉が完成。祇園八坂エリアで、その存在感はますます高まっている。
いちばんの魅力は、ひとつとして同じ間取りがない個性豊かなゲストルーム。畳敷きの小上がりを備えた部屋、半露天風呂のある部屋、町家のように細長い部屋…など、選ぶ段階からワクワクが止まらない。
京都滞在中はついつい忙しなく過ごしてしまいがちだが、ここで過ごす時間も十分にとるのをお忘れなく。歴史ある数寄屋建築の息吹を感じながら、坪庭の広がる緑にただただ癒される時間はかけがえのない思い出に。
〈Luxury hotel SOWAKA〉
八坂神社、清水寺といった主要観光スポットからは徒歩圏内。花見小路通りもすぐ。
■京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル清井町480
■075-541-5323
■新館スタンダード1泊1室40,000円~(税サ別)
■全23室
〈node hotel〉“本物”にこだわり抜いた妥協のない空間。
祗園祭でにぎわう7月、蟷螂山鉾が立つ四条西洞院にオープンした〈node hotel〉。鉄筋コンクリート造の新築5階建て、スタイリッシュなホテルのコンセプトは、「アートコレクターの住まい」。
迫力のある大開口のエントランスから足を踏み入れると、出迎えてくれるのは、ベルナール・フリズや五木田智央など、美術館でもなかなかお目にかかれない珠玉の現代美術コレクション。
作品だけではなく、家具やインテリアもホテル独自のデザインで、手仕事によって作られたという。「茶道や伝統工芸など、京都らしい文化は色々とあるけれど、うわべだけ表現しても意味がない。それよりも、妥協なく“本物”を突き詰める姿勢こそ“京都らしさ”だと考えました」とスタッフ。プライベートな空間で、“本物”に触れる贅沢な時間を堪能しよう。
〈node hotel〉
朝食は“farm to table”をテーマにスタッフが選んだ地元のおいしいものが味わえる。ランチやディナー、バー営業も。
■京都府京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
■075-221-8800
■1室2名38,000円~
(Hanako1176号掲載/photo : Noriko Yoshimura, Norio Kidera text : Yoshie Chokki, Ai Kiyabu)