すっかり定番のフレーバー。 ティースタンドからパフェまで。【都内】「ほうじ茶」を楽しめるカフェ3軒
芳ばしい香りと、さっぱりとした味が魅力的な「ほうじ茶」は男女ともに人気の日本茶。今回は、ミルクや洋風アレンジとも相性抜群な「ほうじ茶」を、さまざまなバリエーションで味わえるお店をご紹介します。
【お茶】本格的なほうじ茶を気軽なティースタンドで。〈加賀棒茶 丸八製茶場〉/品川
創業154年の〈丸八製茶場〉が手がける、香り高いほうじ茶「加賀棒茶」を扱うこちら。店の一角にあるティースタンド〈ティーサロ!〉では4種の日本茶を提供。
新茶である一番茶の茎の旨味を損なうことなく浅く焙じ、芳しい香りとすっきりとした飲み口の「献上加賀棒茶」は、1日に100杯近く出る日もあるほど人気。新幹線に乗る前にもサクッとテイクアウトできるので、ぜひ。昭和天皇に献上した「献上加賀棒茶」HOT350円(税込)
(Hanako1145号掲載:photo : MEGUMI (DOUBLE ONE), Yoichiro Kikuchi (uni stand, artless craft tea & coffee,hayashiyashinbee, ocharaka), Tomo Ishiwatari (ohashi))
【パフェ】お茶の魅力をスイーツで味わう。〈中村藤?本店 銀座店〉/銀座
京都・宇治で1854年に創業した老舗銘茶店が手がける〈中村藤本店〉の関東1号店が、昨年〈GINZA SIX〉内にオープン。老舗ならではの和のしつらえとモダンな雰囲気が融合した空間で、日本茶の魅力を活かしたスイーツが楽しめると話題だ。クリームの上にパウダーで屋号を描いた「まるとパフェ」は、抹茶とほうじ茶の2種類があり、暑い季節は甘さ控えめのほうじ茶が人気だそう。
香り豊かなほうじ茶を使用したソフトクリームとアイスクリーム、大納言小豆や白玉、あられなど、和の要素がたっぷり入っている。モチッとした食感の「ほうじ茶ゼリイ」がアクセントに。
それぞれの席にサーブされている季節ごとのお茶とも相性ばっちり。
【焙じ茶ミルク】お花見のお供にはティーとコーヒーを〈artless craft tea & coffee〉/中目黒
茶室がコンセプトの空間は、日本の伝統美を現代的に再構築。内装は洗練されており、人間国宝の高橋敬典氏が手がけた茶釜を設えたカウンターや、アート作品のような美しい茶器が並ぶ。
提供される日本茶は、川上さんが選りすぐった無農薬栽培のほうじ茶や玄米茶、京都ではなじみ深い手炒りの刈番茶など、いずれも少数しか生産されていない貴重なものばかり。
店内にはアポイント制のギャラリーも併設されている。
(Hanako1145号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE), Yoichiro Kikuchi)