人気菓子研究家・いがらしろみさんが手掛ける! 【鎌倉】季節によって変身!お菓子教室と〈Atelier bis〉とチョコレート菓子店〈Chocolaté romi-unie〉とは?
人気菓子研究家のいがらしろみさんが手掛ける、鎌倉のスイーツアドレスをご紹介!季節によって変わる、お菓子教室とチョコレート菓子店とは?いがらしろみさんがおすすめする鎌倉のお店も要チェック!
住宅街の一軒家が、季節によってお菓子教室とチョコレート菓子店に変身!
いがらしろみ/菓子研究家、「romiunie」代表。16歳から今田美奈子お菓子教室に通い、フランス菓子店勤務を経て、パリに留学。1995年「ル・コルドン・ブルー」パティスリーコースを主席で卒業する。2002年より菓子研究家としての活動をスタート。2004年鎌倉・扇ガ谷にジャムの専門店〈Romi-Unie Confiture〉(2015年小町に移転)、2008年学芸大学に焼き菓子とジャムの店〈Maison romi-unie〉、2017年には季節によってお菓子教室とチョコレート菓子の店に切り替わる〈Atelier bis〉〈Chocolaté romi-unie〉を開店。
東京生まれのいがらしろみさんが鎌倉暮らしをはじめたのは2000年のこと。時はカフェブームで、〈カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ〉に通っているうちに知り合いが増え、このカフェの近くに住んでみたいと思うようになったのだとか。「職場が代官山から横浜に異動になったこともきっかけになりました。鎌倉には山があり、海があり。友人と家を行き来しながら、とても人間らしく、楽しく、充実していましたね」。2年後には菓子研究家としての活動がスタート。作っていたジャムが人気となりお店を開くことになったときも、自然な流れで鎌倉に出店しようと思ったそうです。「鎌倉の生活に取り込んでもらうことがうれしいですし、ジャムを食べたときに鎌倉の空気を思い出してほしいという気持ちもありました」
いがらしさんにとっての鎌倉の魅力は「心のゆとりと、四季の移ろいを空気で感じられるところ。夜道の梅の香りで春の訪れを感じたり、ウグイスやトンビの声が響いているのもいいですね。夏の喧噪がなくなって寂しく感じる、空が澄んだ秋の浜辺も好きです。おいしいお店に出かけたり、ふらりと立ち寄れる素敵な雑貨店があるのも鎌倉が楽しい理由の一つです」。
2017年には、ずっと開きたいと思っていたというチョコレート菓子の店(秋冬限定)とお菓子教室(春夏限定)をオープン。住宅街の一軒家が季節によって変身するのも話題になりました。
「〈アトリエ・ビス〉では、お菓子作りの楽しさを伝えていきたいと思っています。お菓子やジャム作りを中心に、多彩なクラスを展開しています。」
「〈ショコラテ ロミ・ユニ〉は、チョコレート作りに適した秋冬限定の小さなチョコ屋さん。宝探しをするような気分で町を散策して、お店を見つけてほしいです」
ろみさんのお気に入り鎌倉スポット「朝ごはんのお店は結構パトロールしています!」
「まずは『鶴岡八幡宮』の朝のきりっとした空気感。そして〈café vivement dimanche〉や〈COBAKABA〉など、朝ごはんをやっているお店は好きですね。鎌倉で働いている人が利用できる『まちの社員食堂』の運営に参加しているのですが、ここも朝ごはんが食べられるんですよ。」
「小豆がおいしい〈鎌倉 浪花家〉や〈納言志るこ店〉、アトリエに近い〈ベルグフェルド鎌倉本店〉、〈FIVE FROM THE GROUND〉にもよく行きます。夜はワインと料理がおいしい〈binot.〉が気に入っています」
詳しくはこちら!
〈Atelier bis〉
春から夏(4月~10月)に開かれる、「つくる楽しみ」を共有するお菓子教室。日程やクラスの内容は、HPから会員登録をすることで、メールマガジンが届く。外部講師のクラスもあり。
〈Chocolaté romi-unie〉
秋から冬(10月下旬~3月下旬)は、チョコレート菓子の製造、販売をする店舗に。期間中の週末に限定販売されるチョコレートシュークリームも人気。
■神奈川県鎌倉市西御門2-1-14
■0467-38-7071
(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Kenya Abe text:Yukari Akiyama)