贅沢なウニもたっぷり。 進化する町、築地!新鮮食材と厳選ワインが楽しめる、とっておきディナーのお店。
今秋、築地から豊洲に市場は移転したけれど、場外市場はそのまま残り、まだまだ活気に満ちている。その一角に、実力派フレンチシェフが腕をふるうダイニングが登場したり、全国各地から届くとれたてのウニを堪能できるバーがあったり。東京の台所は、今も健在!
1.とびきりの魚や野菜、巧みなスパイス使いの料理はリピート必至!〈Green Kitchen〉
築地場内市場入口の目の前に、〝魚と野菜〞にフォーカスしたダイニングが新たに仲間入り。観光や買い物の客足が落ち着いた夕方からオープンする。カウンター10席のカジュアルな雰囲気ながら、「扱うのは選りすぐりの一級品のみ」とシェフの小島三生さん。名だたる寿司店やレストラン御用達の仲卸しから仕入れ、手間をかけ丁寧な仕込みがなされた料理が並ぶ。食材を無駄にしないことも実践。鮪の骨でとったブイヨンで野菜を炊いたり、リゾットのベースに用いたり。
ほかにも、銀座の寿司店で扱う小肌や鯖、鮑などを、それぞれ専門の仲卸しから仕入れる。ハーブは広島〈梶谷農園〉から直送。
素材ごとにフォンやスパイスを変え、幾重にも広がる香りと味わいは感動もの!築地=寿司だけじゃない次なる美味ステージへ。
ワインは、グラス700円~、ボトル3,800円~
(Hanako1163号掲載/photo : Kayoko Aoki text : Yumiko Ikeda)
2.濃厚なウニをつまみつつ 優雅な空間でしっぽり1杯。〈海栗BAR Kai一章〉
昼間の喧騒から一転、夜はひっそりと静かな路地にあるのが〈海栗BAR Kai一 章〉だ。扉を開けると、シャンデリア輝く別世界が!全国各地から届くとれたてのウニをつまみながら、白ワインやシャンパンを1杯。そんな築地らしからぬゴージャスさで、美味なる夜の締めを。
最上級のウニをたっぷり使った料理がそろう。1Fはコース利用のみのカウンター、2Fがバーラウンジ。3Fには隠し部屋的座敷席が。
(Hanako1121号掲載/photo:Kayoko Ueda text:Shinji Yoshida)