絶対に喜ばれるカカオたっぷりの手土産のお店2選
硬質なカカオポッドから果肉に包まれた種子を取り出して発酵、ロースト。チョコレートの原料となるカカオ豆から取り分けられるカカオパルプ(果肉)やカカオハスク(種皮)、カカオ豆の油脂であるカカオバターなどを余さず、カカオを丸ごと使う取り組みが世界で注目されている。
カカオという素材のポテンシャルをどこまで引き出し、いかに昇華するか。多彩なクリエイションでチョコレート好きの支持を集めるのが、ともに京都〈洋菓子マウンテン〉で水野直己氏に師事した酒井將駄さんと村田友希さんだ。酒井さんは2024年春開業した代官山〈LA BASE de Chez Lui〉のシェフに就任。村田さんは〈nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO〉のクラフトチョコレートで作る焼菓子の店〈カカオ菓子suminoza〉を2024年夏オープンさせた。ビーントゥバーの製法をベースに、カカオ菓子を口に入れる美味なる瞬間にとどまらず、これまで広くは知られてこなかった、丸ごとカカオの魅力を発信している。
1. LA BASE de Chez Lui/代官山
代官山で1975年に創業した老舗ペストリー〈シェ リュイ〉の新業態は、カカオの魅力にフォーカス。
カカオバターサンド
カカオの華やかな香りもサンド。
ペルー産ナチュラルカカオバターはこっくりと口溶けよく、カカオパルプのフィリングと軽やかに響き合う。ザクザクのサブレ・ブルトンで挟んだ逸品。フランボワーズ、キャラメル味も。518円。
ショコラティン
フランス修業時代への思いを丁寧に積み上げて。
フローラルを特徴とするペルー産40%ガナッシュとカカオパルプのコンフィチュールが積層するケーク。品名は、酒井シェフがフランス修業時代に籍を置いたパティスリーをオマージュ。2,970円。
モンブラン
カカオを余すことなく味わう白い山。
カカオハスクのチュイルをのせた和栗のクリームの下には、カカオパルプで作る爽やかなジュレと生クリーム。ホワイトチョコレートのメレンゲの土台まで、透明感ある風味が重なり合う。864円。
住所:東京都渋谷区代官山町20-23 フォレストゲート代官山メイン棟1-06
TEL:03-6712-7563
営業時間:10:00~20:00
定休日:火休
2. カカオ菓子 suminoza/日本橋浜町
ショコラティエ村田友希さんが2024年夏に立ち上げた、チョコレートに特化した焼菓子店。
カカオフィナンシェ
豊かな風味をまとった焼菓子。
ひときわ濃い茶をまとったフィナンシェは、ビターなチョコレートを生地に練り込み、ゴロリと歯触りの良いカカオニブをたっぷりトッピング。“出来たて”にこだわり毎日工房で焼き上げる。432円。
バウムクーヘンショコラ
年輪にカカオの風味を刻み込む。
ベトナム産75%のチョコレートを極限まで練り込んだふかふかのバウムクーヘンの食べきりサイズ。香り豊かな生地の層をチョコレート入りの糖衣でコーティング。家型の箱に3枚入り。1,512円。
クッキー缶
カカオがぎっしり! 焼菓子の宝箱。
サブレ、スペキュロス、フロランタンなど、取り合わせた6種の焼菓子すべてにカカオを用いながら、さまざまな味わいと食感を作り出す。カカオの多彩な魅力に触れられる人気商品。3,456円。
住所:東京都中央区日本橋浜町2-1-5 101
TEL:03-4400-9111
営業時間:11:00~18:00
定休日:火水休
HP:suminoza.com
※一部取り寄せ可能商品あり