うますぎで箸が止まらない…。れんこんが主役の簡単レシピ3選|料理×器の組み合わせも提案。

うますぎで箸が止まらない…。れんこんが主役の簡単レシピ3選|料理×器の組み合わせも提案。
料理と器
うますぎで箸が止まらない…。れんこんが主役の簡単レシピ3選|料理×器の組み合わせも提案。
FOOD 2024.12.24
人気料理家が考案した旬の食材を使ったレシピを、注目の作家の器に盛り付けて提案する連載。今月から3号連続で担当するのは内田真美さん。1月号のテーマはれんこんです。
今号のレシピ
内田真美
料理研究家

うちだ・まみ/長崎県出身。シンプルで美しく、おいしい料理に定評があり、『私の家庭菓子』『内田真美の日々スープ』など著書多数。台湾や韓国の食や工芸、文化にも精通し、台湾の食ガイド本も好評。

美しい白磁に映える、みずみずしい食感のれんこん料理。

 冬はさまざまな根菜が旬を迎え、おいしくなる季節。中でも、内田真美さんが昔から一番好きだというのがれんこん。

「ねっとりとしながらも、シャキシャキとした食感がたまらないんですよね。秋から冬の甘みのあるれんこんを使った料理は、我が家の定番です」

 今回、内田さんが教えてくれたのは、シンプルながらご飯が進む3品。濃厚な味わいの厚切りソテー、縦切りにすることでより食感が際立つ塩きんぴら、そして薄切りれんこんの甘酢漬けと、味付けだけでなく、切り方によっても全く異なるれんこんの魅力が楽しめる。

 そして盛り付ける器に選んだのは、韓国の陶芸家、キム・サンインさんの白磁作品。

「李朝の古い器をモチーフに、生活工芸を手掛ける陶芸家なのですが、雪白の釉薬のやさしい表情や、線がやわらかいところが素敵。そして、日常使いしやすいところもお気に入りです」

〈れんこんのアンチョビバター焼き〉濃厚な旨みをまといながら、カリッと香ばしく。


材料(2人分)

れんこん …300g(大1節)

オリーブオイル …大さじ1

バター …小さじ1

にんにく …1/2片

ローリエ …5枚

アンチョビフィレ …2枚

塩 …小さじ1/4

黒こしょう …少々

作り方

❶ れんこんは皮をむいて1.5㎝の厚さの半月切りにし、水にさらす。にんにくは皮をむいて芯をとっておく。アンチョビフィレはみじん切りにする。

❷ フライパンにオリーブオイルとバター、にんにくを入れて中火にかける。にんにくの香ばしい香りが出たら一度取り出し、水気をよく切ったれんこんを加え、両面に焼き目がつくようにじっくりと焼く。

❸両面が香ばしく焼けたら、フライパンの隅にローリエを入れて香りを出し、取り出したにんにく、アンチョビを加えて全体をよく混ぜ合わせる。塩、こしょうで味を調える。

〈れんこんの塩きんぴら〉シャキシャキ食感がアクセントに。


材料(2人分)

れんこん …300g(大1節)

植物油(菜種油使用) …大さじ1

ごま油 …大さじ1

にんにく …1/2片

酒 …大さじ2

塩麹 …大さじ1

塩 …小さじ1/4

白炒りごま …大さじ2

作り方

❶ れんこんは皮をむいて、厚さ1㎝長さ5〜6㎝の拍子木切りにし、水にさらす。にんにくは皮をむいて芯をとっておく。

❷鍋に油類、にんにくを入れて中火にかけ、にんにくの香りが出てきたら、水気をよく切ったれんこんを加え炒める。

❸ れんこんの表面に透明感が出たら、酒を加えアルコールを飛ばし、塩麹と塩を加えて全体を乳化させ、火から下ろす。白炒りごまを加えてよく混ぜ合わせる。

〈梅干酢ばす〉梅の風味をほのかにきかせてさっぱりと。


材料(作りやすい量)

れんこん …300g(大1節)

梅干し(白干し) …中2個

(以下A)

水 …500㎖

グラニュー糖 …大さじ3

塩 …小さじ2

酢 …大さじ1と1/2

作り方

❶ 漬け汁を作る。Aを小鍋に入れて塩と砂糖が溶けるまで火にかける。溶けたら火から下ろし梅干しを加え、冷ましておく。

❷ れんこんは皮をむいて薄切りにし、水にさらす。鍋に湯を沸かして、サッと湯に通すくらい茹でてすぐに冷水にはなす。水気をよく切り、漬け汁に漬ける。冷蔵庫に入れて2〜3時間漬ける。


器のこと
キム・サンイン

1976年生まれ。2007年に韓国・中央大学大学院デザイン学科博士課程を修了。フランスや中国、韓国などで展示をし、2016年には大韓民国工芸品大展にて大統領賞を受賞。李朝白磁の造形美と楽しい食卓をテーマに作陶する。

[器の取扱店]

YAECA HOME STORE(東京)ほか

東京都港区白金4-7-10 03-6277-1371 12:00〜20:00 月休(祝の場合は営業)

/〈一初〉岡山県岡山市北区建部町中田171 086-280-1047 12:00〜17:00 水木休 ※今回使用した器は内田さんの私物。

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photo_Tetsuya Ito / recipe & styling_Mami Uchida / text_Kazuyo Nojiri / cooperation_UTUWA

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