もらって嬉しかった手みやげ 旅行のおみやげはベタなチョイスほど喜ばれる。
漫画家マキヒロチが思わず笑ったイギリスみやげとは FOOD 2024.01.29

ユーモアがプラスされた王道品に心温まる
久しぶりに会った、お世話になっている編集者から「イギリスみやげです」ともらったのが、エリザベス女王の顔がこれでもかとプリントされたショートブレッドの缶。ベタな王室グッズでそれだけでも十分面白かったのですが、次に会ったときにもまた違う表情のエリザベス女王のショートブレッドをくれて……。思わず笑ってしまいました（笑）。あえてのど真ん中、しかもそれを重ねてくるユニークさに、贈り主の人柄を感じて、心に残りました。

仕事を頑張る私をクールダウンする、インドの知恵
忙しい日々を、友人がくれたインドみやげがリフレッシュさせてくれます。アパレル関係の仕事でインドへ行く機会が多い友人の手みやげは、スティック状のハーブアロマ・ヤードム。メンソールやユーカリなどの植物由来成分が入っていて、インドやタイなどの熱帯地域で、暑い場所で気分が悪くならないようにこのヤードムを嗅いで気分転換する習慣があるそう。バタバタしているときにも、これを嗅げば清涼感と友人の心遣いを思い出してまた頑張れます。

商売繁盛祈願の気持ちがうれしい、手描きの熊手
作家や編集者から手みやげをいただくことが多いのですが、中でも出版レーベル〈millebooks〉の担当編集の方にはいつも驚かされています。書籍を納品する箱の隙間に、いつもひとひねりある手みやげを忍ばせてくれるんです。ユニークだったのは、手描きにこだわった熊手を作っている〈宝船熊手 よし田〉の縁起熊手！　商売繁盛の神様を贈ってくださるその気持ちにも心が温まりました。今では事務所の守り神です。