あんこの可能性を無限大に感じる!
〈ネオ和菓子〉の手みやげ8選
和洋問わず鉄板の手みやげといえば、やっぱりあんこ系。和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香さんは「小豆は〝赤いダイヤ〞と呼ばれる栄養価の高い食材で、スーパーフードの手みやげとして喜ばれる要素も十分あり。あんこのスイーツが作られた背景や製法、あんこの可能性についても手みやげ話として添えると、相手も楽しめるはず」と語ります。そんな安原さんに製餡方法や食べ方が異なるあんこスイーツや、伝統と新しさが融合した、進化形和菓子を紹介してもらいました。
1. 〈茶菓工房たろう〉のキューブのもなか 窓(上)、はなことたろう(下)
あんこの繊細な味わいを残しつつ、形、素材の組み合わせに新しさを加える金沢発の和菓子店。「羊羹にカステラを重ねたり、もなかには粒あんの食感に合うホイップバターを開発したりと、新進気鋭!」(安原さん、以下同)。
茶菓工房たろう
住所:石川県金沢市増泉4-3-7
TEL:076-213-7233
HP:https://www.sakakobo-taro.com/
2. 〈SUETOMI AoQ〉のあんフィナンシェ
1893年創業の〈末富〉の職人が炊き上げたあんこを、フィナンシェにたっぷり塗っていただくスタイル。「小倉あん、こしあんのほか、AoQ のあん(味噌あん)は甘じょっぱさがクセになります」。
SUETOMI AoQ
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹B1
TEL:075-352-1111(代)
HP:https://aoq.jp/
3. 〈大三萬年堂HANARE〉のあずきとかかお ~珈琲~
〈大三萬年堂〉秘伝のあんこにカカオ58%のベルギー産チョコレートを合わせた“ちょこ餡”に、コーヒーのほろ苦さをプラス。「冷やすとガトー、常温は濃厚なテリーヌのような味わいを楽しめます」。
大三萬年堂HANARE
住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ1F 渋谷東急フードショー
TEL:03-3477-4687
HP:https://d3hanare.tokyo/
4. 〈亀十〉のどら焼き
大判でふわふわの皮に包まれるのは、十勝産小豆の「黒あん」と手亡豆まめを使った「白あん」。豆を蜜漬けし寝かせることで、粒が整い艶のあるあんこを生み出している。「もったりする印象の白あんも、なめらかで軽やかな口当たりなのが魅力的」。
亀十
住所:東京都台東区雷門2-18-11
TEL:03-3841-2210
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休(月約2回)
5. 〈Chocolaterie CALVA 北鎌倉 門前〉の羊羹ショコラ
小豆のふくよかな香りをいかした蒸し羊羹に、ビターガナッシュを合わせた和洋折衷菓子。「口のなかで2つの層がスッと溶ける食感は、ショコラティエのなせる業。あんこが苦手な人も一緒にいただけます」。
Chocolaterie CALVA 北鎌倉 門前
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内407
TEL:0467-38-6259
HP:http://chocolaterie.calva.jp/
6. 〈UCHU wagashi〉のフルーツの羊羹(NEXT 100 YEARS)
甘夏、桃、ぶどうなどのピューレで作ったフルーツ羹を、卵白を加えて軽やかにした白あんに合わせた羊羹。「甘さ控えめの白あんのほっくりとした食感と、フルーツの甘酸っぱさのハーモニーを楽しめます。夏の暑い時期や、冷たい飲み物にも合う和菓子です」。
UCHU wagashi
7. 〈御菓子司白樺〉のたらふくもなか
可愛らしく寝転ぶ招き猫のなかには、“白いダイヤ"と呼ばれる希少な北海道産の白小豆のあんがぎっしり。「銅鍋で丁寧に炊き上げた黄金色のあんはすっきりとした甘さ。数量限定の紅白祝い箱も気になります」。
御菓子司白樺
住所:東京都墨田区江東橋2-8-11
TEL:03-3631-6255
HP:https://shirakaba.site/
8. 〈鈴懸〉の○すず籠(小)
看板商品の、どら焼き「鈴乃〇餅」と「鈴乃最中」の詰め合わせ。「ひと口でいただけるサイズもうれしい。あんこを包みあげる“皮”との調和を楽しんで」。
鈴懸
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷B1
TEL:03-6811-2206
営業時間:11:00~21:00
定休日:休みは施設に準ずる