【永久保存版】感覚的に選びがちな人はコレ！
ワイン通のリアルなワインセレクト6本

音楽家の蓮沼執太さんがよく立ち寄るという〈àcôté〉では、店主の今村真紀さんがオーダー内容を丁寧に汲み取ってくれる。

「ジュー・ドゥ・ヴァンのワインは、エチケットからも〝グルーヴ〞を感じます。以前に気に入ってくれた、クンプフ・エ・メイエのジュリアンがアドバイザーとなって造られているのも選んだポイント」
　
息子が「泡が流れ星みたいに踊っている」と言ったのをきっかけに、オリオン座流星群の名を付けたというシェネの泡もラインナップに。造り手のアーティスティックなノリが、エチケットから伝わってくる。
　
最近入荷したというクンプフ・エ・メイエの2本も欠かせない。

「蓮沼さんに限らず、前回買ったものが気に入ってもらえたら、次も同じ生産者や同じブドウのものを提案してみます。生産者でも品種でも産地でも、どれか自分の軸が見つかったらそこを攻めてみると選び方の道筋が見えてくる気がします」と今村さん。

「蓮沼さんが組織するグループオーケストラ、〝蓮沼フィル〞のような感じ？」と教えてくれたのは、クロ・ファンティーヌの赤。様々な年の色々なブドウが混ざっていて複雑だけれど、それぞれの個性が美しくまとまった、正にグルーヴィな一本だ。