ミシュラン店が展開するオステリア&デリ〈デリ・ア・カーサ〉
スタッフも感動したグラスワイン3種
ミシュラン一ツ星のガストロノミー・リストランテ〈イル・チェントリーノ〉がスタートしたオステリア&デリ〈デリ・ア・カーサ〉。こちらでソムリエを務める魚見洋一さんにオススメのワインを教えてもらいました。
基準は、スタッフが飲みたいワイン。モダンドイツも、いいですね
「料理はしっかりイタリアの地方料理をベースにしているのですが……、ワインはできるだけ視野を広く、イタリアの近隣国のものも柔軟に。スロヴェニア、ポルトガル、さらに最近、急激な進化と新時代到来を感じさせるのがドイツですね」(魚見洋一さん)
「気が付けば、今回挙げた3本のうち2本はドイツでした」(魚見洋一さん)
セレクトしたのはこの3本!
〈デリ・ア・カーサ〉ソムリエの魚見洋一さんセレクトのグラスワイン3種を紹介します。
※[口開け日]2023年11月1日~(なくなり次第終了)
1.トリンケーロのタイヨーNF 2019(赤)
トリンケーロは、ピエモンテの大御所ですが、実験精神も面白い造り手。この赤ワインはブルーベリーとカシス、森の下草、湿った土の香りと、ごくわずかなぶどうの房の茎の緑っぽさがいいアクセントです。ボディ感は中程度。品種はネッビオーロとフレイザのブレンドです。
2.ゲオーグ・リンゲンフェルダーのモリオ 2021(オレンジ)
ゲオーグ・リンゲンフェルダーのモリオ・ムスカートという珍品種から造られるライト・オレンジワインは、みかん水など元気のいい柑橘の香りと、ぶどうの皮から出たほどよい渋み、跳ねるような溌剌とした酸味に心を摑まれました。目隠しして飲むと、どこの国のワイン? と思うほどミステリアスでもあり、まさにザ・モダンドイツな一本です。
3.シュテファン・フェッターのミュラートゥルガウ
シュテファン・フェッターもドイツの白。強いアタックのあるグレープフルーツと白い花のフローラルな香り。石をかじったようなクリスピーなミネラル感に、心が洗われます。
どれも、スタッフみなが大きく感動したワインばかり。一口で、心がパッと明るくなります。そして、ワインって本当に素晴らしい飲み物だな〜、もっと知ってもっと幸せになりたいな〜と実感させてくれるワインたちです。
デリ・ア・カーサ
住所:大阪府大阪市中央区瓦屋町1-2-5 1・2F
TEL:080-2393-7488
営業時間:12:00~13:30LO、17:30~20:30LO(1Fのデリは通し営業)
定休日:日休ほか不定休
席数:15席