日曜の朝に幸せとちょっとの現実逃避を。“日曜日の朝おやつ” Vol.11 熱々の焼きたてを頬張りたい。ブルーベリースイートポテト
迫り来る月曜を思うと、少し憂鬱な気分になりかける日曜の朝。そんな時、手作りの焼き菓子で朝の時間を丁寧に過ごせたなら、それはもう幸せな一日に様変わり。ちょっとの現実逃避と暮らしに寄り添うささやかな幸せを叶える“日曜日の朝おやつ”を焼き菓子屋〈カサネ〉のオーナー・矢野仁穂さんがお届けします。今回は焼きたてが最高においしいブルーベリースイートポテト。
【10月/寒露】 熱々の焼きたてを頬張りたい、ブルーベリースイートポテト
今日の朝おやつは、ブルーベリースイートポテト。
さつまいも感丸出しの素朴な味わいの中に、ガツンと深みのあるブルーベリージャムを忍ばせる、楽しいおやつ。
中からとろっとジャムが出てくるだけでわくわくするから、好きなんです。
あったかいおやつが食べたくなる季節になってきたんだなぁ。
電子レンジさんのお力を借りるので、工程も簡単。
つくった後は、熱々のまま召し上がってくださいね。
◾️準備
*材料(12個分)
・さつまいも…200g
・バター…20g
・牛乳…20g
・きび砂糖…10g
・ブルーベリージャム…適当
・白胡麻(飾り用)…適当
*準備する調理器具
・耐熱ボウル
・サランラップ
・クッキングシート
*所要時間
40分ほど
◾️作り方
➀さつまいもの下準備
まずはさつまいもの下準備から。さつまいもの皮を剥き、1cmくらいの分厚さに輪切りをしたら、さらに四等分にします。
全て切り終えたら、水をつけて少し混ぜる→白濁したら水を入れ替える。これを繰り返してアクを抜きます。ささっと、めんどくさくならない程度で大丈夫◎。
②さつまいもに火を通す
洗ったさつまいもを耐熱ボウルに入れ、ふわっとラップをします。電子レンジで5分ほど温めたら、ゴムベラで軽く潰していきます。まだ硬いなぁと思ったら追加で1分ずつレンジでチン!スッと竹串が刺さるくらいの硬さを目指してください。
③材料を混ぜる
バター、きび砂糖をさつまいもに入れて、さらに潰すように混ぜていきます。今回は中にジャムを包むので、できるだけ滑らかな方が扱いやすいです。ヘラでボウルの側面に押し潰していくイメージで!
※ここで、オーブンの温度を180度にセットして予熱スイッチオン!
④ジャムを包む
ラップに③をまあるく伸ばし、厚さ5mmほどに伸ばします。手に持ったら、中心にジャムをひと掬いのせて、ジャムを隠すように包んでいきます。
⑤仕上げをする
ジャムを中に入れたら、くるくるっと丸くして、天板に並べます。最後に白胡麻を振りかけたら、あとはもう焼くだけ! ちょっとジャムが透けて見えても大丈夫です。180度のオーブンで10分! 焼き固めるイメージです。
⑥完成!
全体が固まっていたらOK!焼き色がつきにくい&すでにさつまいもには火を通してあるので、気にし過ぎなくても大丈夫。中のジャムをとろっとさせるための焼き時間なのです。ジャムが飛び出るのもご愛嬌! 熱々のうちにいただきましょう〜!
いざ、ブルーベリースイートポテトで朝おやつ!
ハフハフしながら、ひとくち。優しい甘さとブルーベリーの力強さがいいコントラストです。
小さいサイズ感もあって、ついついお腹いっぱいまで食べちゃう…。お芋スイーツってずるい!
さてと、今日はゆっくり本でも読みます。本の中にも楽しい世界が広がっているからね! 皆さんの今日も楽しくなりますように。わくわくな日曜日を〜!
追伸:やっぱり、楽しい気持ちは自分でつくるものらしいです。
怒涛の9月を終えて、東京へ2週間ほど行ってまいりました。引っ越してから初の関東。東京へ、と言いつつも2週間で東京・長野・静岡を飛び回っていました。
友達が働いている場所を尋ねたり、お手伝いをしたり。みんなきらきら楽しそうで何よりだ〜なんて思ってよくよく話を聞いていると、そんなに甘くはないですね。
どんな状況でも、みんな、自分が楽しめるように工夫をしていました。
自分の好きなものを企画に忍ばせてみたり、わくわくする目標を立ててたり、日々の気づきを大切に集めていたり。
みんな、すごいぞーーー! やっぱり、楽しい気持ちは自分でつくっていくんだよね。
わたしも、きらきらしたい! 今日もわくわくしていくぞ。