〆メニューもおいしい、大阪の洗練された〈進化系串カツ店〉3選
FOOD 2023.09.08
コースで楽しむ串カツは昼も夜もグルメな選択肢として重宝。中でもまるで一品料理のような職人の技が光る串が人気!今回はおすすめの〆メニューも含めて厳選の3軒を紹介。
サクッと軽やか。洗練の創作串カツが、昭和価格〈五條家〉。
隅々まで磨き抜かれたフロアは、しかるべき高級店の風情。ネタケースにも、宮崎牛や新鮮魚介などの上質素材ずくめ。なのに串揚げ10本1,650円、20本3,300円という設定は、食都・大阪でも別格のミラクル度。写真の「ベーコン・キッシュ揚げ」「鱧とミョウガの京漬け」「枝豆せんべいと鶏ミンチ」など、鋭いクリエイションと、あっさり軽やかな仕上がりも、堂々の名匠の技で、早めの予約は必須だ。〆の鮭おにぎりは、275円。
串なしもあり。なにわ進化形串カツの最前線〈串 創作料理 Rin〉。
写真の「だし巻きもなか」も「お餅と大トロヅケ」も、「新しいことを考えるのが大好きで」と主人。揚げた餅の余熱で、大トロは脂がジワッと溶けて風味が開花。だし巻きはジューシーさともなかのサクサク感が快感。〆にも「キミだけの玉子かけご飯」の入念さ。そんなコースは、まさに串カツの最進化形の一つ。高級感のあるカウンターで、その感動をゆったり満喫して。写真は夜7,700円のコースより。昼は1,320円~。
滋味深い衣にまで輝く、老舗の粋と美意識〈串の坊 法善寺本店〉。
創業1950年。長年みがいた技による、軽やかで上品な滋味ある衣も、素材ごとに見極める絶妙にジューシーな揚げ加減も、まさに珠玉の職人芸そのもの。写真の「ハモの梅肉ソース」「アスパラ」「車海老」「自家製コーンスープとトウモロコシ」は、6,050円のコースより。〆は「土佐ジロー玉子かけご飯」660円で、ほっこり。歴史ある重厚なフロアも、昭和な非日常感で旅気分に。ランチ2,200円~、夜のコース4,400円~。大阪市内各地に支店あり。